こんにちは。工房の佐々木です。


前回のブログで、自分の後の工程を少しでもわかるために、久し振りに釣り込みをしてみることにした と書きました。今回はその感想です。


デザインはベビーカーフを使ったごく普通のパンプスで、底付け方法はセメントと呼ばれる釣り込みも本底をつけるのも接着剤を使う方法です。


下ごしらえからやられっぱなしでした。まず、カウンターと呼ばれる踵部分に入れる芯の厚さを調整しました。製甲でも革の厚さは調整しますが、革の重なる部分など部分的なものがほとんどで、しかも革漉(す)き機といわれる機械でほとんど出来てしまいます。カウンターの様に大きなパーツ全体の厚みをなだらかにしていくのは難しく、気づいたら縁がボロボロでどんどん小さくなっていきました。教えてくれていた田沼君は、あまりに小さくなったので大爆笑していました。底付けも製甲もほとんど同じ包丁を使いますが、使い方も使う刃の部分も違いました。


肝心の釣り込みは、作業に必死で、もちろん感覚なんて繊細なものを感じている余裕なんてありませんでした。何十回、何百回って積み重ねないと、感覚なんてわからない事だと思いました。


でも、久し振りの釣り込みで、ちょっとした革の余りが本当に邪魔なこと、のりでここがくっついていると作業しづらいこと など基本的なことを改めて考えさせられました。


それだけでも良かったと思いますが、久し振りのいつもと違う作業は、楽しくて新鮮でした。まだ釣り込んだだけなので、履けるようになるにはもうちょっとかかりそうです。

  • REGAL SHOES
  • REGAL CORPORATION

backnumber

rss