底材いろいろ

June 11 2010

こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斉藤です。

    そろそろ「梅雨入り」が気になる時候になりましたが、「雨で靴が濡れた時の不快感」、「タイル貼りの地下街で滑って転びそうになった記憶」や「ノンスリップ底だと「いかにも」といったドレスっぽくない見え方になってしまう」など、どんな底の靴を履いていこうかと迷われる方も多いのではないでしょうか? というわけで突然ですが、今週は靴の「底材」に焦点を当てたいと思います。


 現在、REGALでは様々な底材を使用しておりますが、ちょうど「Built to Order System(以下、BOSと省略)」が底材のオンパレードといった感じなので、こちらで説明させていただきます。BOSでは現在5種類の底材を選択できます。革底、ダイナイトソール、ラバーコンポジットソール、クレープソール、パナテトラソール。更にそれぞれの底材でシングルソール、ダブルソール、ハーフミッドソール(組み合わせによってはできないものもあります)。これだけ種類があると、どの組み合わせが一番良いのか、ちょっと迷ってしまいますよね。そこで、それぞれの底材の特徴を簡単にご説明しましょう。


 まず、一番注文の多い革底ですが、これはずばり吸排湿性に優れた快適性、それに素材のしなやかさによる自然な「返り」という履き心地の良さ、更に「両ツメ」と言われる優美な断面形状(極端に言うと凹の形に断面が凹んでいるのです。これにより平らに仕上げたものに比べ、エッジがシャープに見えます)に代表される高級感など魅力は尽きません。他に、かなり感覚的なことですが、歩いた時に聞こえてくる「シャリ」という音の感触を好まれる方もいらっしゃいますね。反面、水を吸うと減りやすく、耐久性では他の底材に劣るともいえます。

 

 次にゴム底の代表格「ダイナイトソール」です。これはREGAL以外でも多くのメーカーが採用している、非常に耐久性が高い底材です。また、独特の底面形状により、アスファルトや土の地面でのグリップ性も高いですが、少し履き味が硬いでしょうか。 


 そして最近受注が増えているのが「ラバーコンポジットソール」です。これは、簡単に言うと革底の接地面(真ん中のところ)に樹脂を注入してあるのです。基本、革底ですから横から見た感じはまさに「普通の革底」で、ドレッシーです。それでいて滑り易い接地面に樹脂を配してありますから、対滑性が高く、多少の雨なら気になりません。それともう一つ、樹脂は革底の窪みに注入してありますから、よくある市販の滑り止めと違って剥がれることがありません。


  それから意外に知られていないのが、「クレープソール」です。デザートブーツやワラビーでもお馴染みの天然ゴムの底ですが、これはカジュアルにうってつけです。何よりBOSでこのクレープソールをつけると、靴の履き心地が激変します。グッドイヤーウェルト製法とは思えないほどの「返り」の良さに、お履きになった方は驚かれるに違いありません。確かにビジネスでは難しいかもしれませんが、ノータイでも仕事ができる方にはオススメです。


 最後にご紹介するのが「パナテトラソール」です。これは東北、北陸、北海道など雪の多い地域の方にはお馴染みの、雪寒地に最適の底です。特徴は凍結した雪道で非常に高いグリップ性を発揮するというもので、底の形状というよりも、底材に練りこまれた微細なテトラポッド状の粒子が地面をしっかりグリップします。 


 これらの底をどのデザインの靴に組み合わせるのか、はたまたどの甲革に組み合わせるのか、これは非常に難問なのですが、ご安心ください。当店には30足以上のBOSサンプルシューズがあります。インターネット上で情報を見てあれこれ計画を練っている方も、ぜひ一度現物をご覧になってみて下さい。その質感、色、匂い?まで体感できますので。


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