こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斎藤です。先週は1回お休みをいただきましたが、今週はまた「工房九分仕立て受注会」のオーダー作品からのご紹介です。


 まず、1足目は東京都にお住まいのN様の作品です。 こちらのお客様は、昨年秋の受注会で九分仕立てをご注文いただき、それが非常に良かったことから、今回2足目のオーダーをいただきました。こだわりのポイントは、やはりイタリー イルチア社のラディカカーフです。このラディカカーフの質感を生かすために、デザインはあえてシンプルなストレートチップにとどめています。受け取り当日にお召しのベージュ系パンツに、ムラ感のあるラディカカーフのオレンジがかった茶色が良く合っていました。ご本人様ももっぱら休日のカジュアルで合わせたいとおっしゃっていましたが、この九分仕立てのシャープな木型でも、明るい色の革をチョイスすることで、ぐんとカジュアル使いしやすくなるという良い例です。


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  2足目は、神奈川県にお住まいのT様の作品ですが、こちらはうって変わって正統派ドレスシューズのたたずまいです。一見するとオーダー靴とは思えない、非常にオーセンティックな靴です。素材には堅実にウェンハイマー社のボックスカーフを使用し、底の仕上げも黒一色、まさに「カラス仕上げ」なのですが、こだわりのポイントはトゥキャップに施された親子穴とレースステイにさりげなく入った小さな穴飾りです。これらの穴飾りは既製靴と異なり、革の断面の色をそのまま残しています。そのため黒一色の中で穴飾りが白く浮き出てかすかな軽快感を感じさせています。


 今回ご紹介した2足は、偶然どちらもストレートチップだったのですが、一方はラテンな雰囲気さえ感じさせる享楽的な靴、そしてもう一方は英国紳士を思わせるストイックな靴と、甲革の選択でこれだけ違う靴ができあがるのかと驚かされた2足でした。
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