この度の東北地方太平洋沖地震により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 

時間の経過とともに被害の大きさが伝わり、改めて自然の脅威を感じています。被災地以外でも影響が出始めていますが、ここは冷静に己の仕事を粛々とこなしていこうとスタッフ一同日々の仕事に取り組んでおります。

 

 

こんにちは、「REGAL TOKYO」の斎藤です。


  皆様、震災の影響などありませんでしょうか? 被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。おかげさまで「REGAL TOKYO」はたいした被害も無く、なんとか営業しておりますので、ご安心ください(ただし、しばらくは18時までの営業とさせていただいております、ご了承ください)。 

 

 


  ところで、自分は地震の当日、お休みを頂いており、東京都町田市にある国際版画美術館というところで、版画展を鑑賞中でした。町田でもかなりの揺れだったので、交通機関などは大丈夫だろうか?などと思いながら駅へ行ってみると、電車はことごとく止まっていて、復旧のめどが立たないとのこと。自分は千葉県に住んでいるので、どうすれば家まで辿り着くだろうかと考えた結果、とりあえず横浜駅まで歩こうという結論に達しました。幸い当日は編み上げのブーツを履いていましたので、長距離の歩行は問題ないとの判断に至ったわけです。

 

 


  やることが決まればあとは行動に移るのみです。町田から横浜まで20kmと少し、時間にして4時間ちょっとで着くはずです。その時履いていたブーツは、3年ほど前に「REGAL TOKYO」で販売していたもので、素材には水染めコードバンを使用し、グッドイヤーウェルト製法で作られたものでした。こういったワークテイストの強いブーツには珍しく、底には天然ゴムのクレープソールを使用していて返りが良いのが特徴です。かなり履き込んで、足に馴染んでいたのが良かったようで、1時間歩いても全く問題はありませんでした。しかし、歩き始めて2時間を過ぎた頃、このあたりの地域は停電になっていたため、辺りは急に暗くなり始めました。 前から歩いてくる人の顔も判らないくらいの暗さの中、足取りは慎重になっていきましたが、靴は大丈夫です。

 

  3時間くらい歩いた頃でしょうか、やっと停電の地域を脱したようで、街灯や信号にも明かりが見られるようになってきました。朝食を食べてから何も口に入れていないのを思い出し、開いていた食堂で腹ごしらえをすると、また元気が湧いてきました。「横浜まであと少し」そう思うと足取りも軽くなります。休憩を挟んだので、5時間ほど掛かってしまいましたが、丘の上からランドマークタワーの明かりが見えたときにはほっとしました。結局、横浜から先の電車は翌日の運転再開を待たなければなりませんでしたが、とにかく20km歩き切ることができたのです。


  横浜駅ではそのまま駅で横になり、その間もずっとブーツを履き続けていました。翌日も電車の動いていない区間などがあり、品川から神谷町まで歩いたりして、家に着いたのは午後2時を過ぎていましたが、その間このブーツは何事も無く、靴としての機能を果たしたのです。  

 

 

  今回、改めて歩きやすい靴とはどんな靴なのかということについて考えた方は多いと思います。靴はファッションアイテムであると同時に、いやむしろそれ以上に道具としての性格を強く帯びています。歩行を助け、足の保護、保温をするという基本的な機能を果たせなければいけないのです。世界中の名靴といわれる靴の多くがなぜ100年以上も前に発明されたグッドイヤーウェルト製法にこだわるのか? その理由が少しわかったような気がしました。 

 

 

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