「開発担当者からも靴にまつわる色んな話をご紹介してみては?!」という投げかけが店舗スタッフからありましたので、「チョッといいお話」として皆様にお届けできれば と思い、ペンを取ってみました。
今回は、「コードヴァン」についてお話したいと思います。

コードヴァンの革は、別名「キングオブレザー」、「革のダイヤモンド」とも呼ばれ、仕上がったその独特の光沢感と重厚な質感は、他の革では得ることが出来ない唯一無二のものであり、その名にふさわしいものです。

皆様もご存じの通り、コードヴァンの革は農耕馬等の臀部にのみ存在する「シェル層(シェルの語源はH社が保有し、貝殻を開いた形の形状に似ている事からそう呼ばれる様になったとの事ですが、日本では、古くから「メガネ」と呼ばれていました)」と呼ばれている肉面に沿った高密度繊維の部分で、そのスエードのように毛羽立った繊維を、丹念に人の手や特殊な石(一般的にはメノウ石と云われています)で加工が出来る機械を使い、圧力をかけ、その毛羽立った面に均一に目潰し加工を施すことで、独特の艶のある表面に仕上げます。

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素材自体、叩かれる事が直接の理由とは言えませんが、繊維密度が高く、非常に頑丈な皮革であり、通常の一般的な牛革の2倍から3倍の強度を持っていると云われています。
                            
それと、馬の尻の革が全てコードヴァンかというと、そうとは一概に言えません。
コードヴァンとは馬の尻の革の毛根に近い層のことを指します。そこに革として使える部分が存在するのです。そして、層の大きさや厚み、凹凸もあるため、機械でシェービングができず、職人の経験や感覚でシェービングする必要があります。  ある程度、コードヴァンのシェービングができるようになるまで、少なくとも3年は掛かると云われています。

また、コードヴァンは、他の革と比べ、繊維の構造に特徴があります。
普通の牛革は、いわゆる繊維自体が、一般の布を何層にも重ねた様なイメージ(繊維自体が横に絡み合っている)を想像していただければ、理解しやすいかと思いますが、それに反して、コードヴァン素材は、その繊維が表面に対し直角(縦向き)に絡み合っている(竹の切り口を想像すると判り易いかも知れません)のが最大の特徴で、しかも毛羽立った面(肉面、フレッシュサイドとも呼ばれます)をグレージングなどの加工により、表面を均一化させるという通常の牛革などに比べ、非常に手間のかかる手法により作られています。

続く                                              


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