昨今、靴や革製品において、エキゾチックレザー(爬虫類系)に次いで、ますます希少価値が高まりつつある素材があります。
何だと思われますか?  実は、コードヴァンの革です。
今週は、前回に続き「コードヴァン」についてお話ししたいと思います。

コードヴァンの革自体は、その名の通り、18世紀のスペインのコルドバ地方が発祥と云われていますが、約2世紀経つ中で、色々この革を取り巻く環境が変化して来ています。
現在、「REGAL TOKYO」で皆様にご紹介している国産のコードヴァンの革は、千葉県にある染色を生業とするO社さんが染色・仕上げしたものです。

同社のコードヴァンの革は、様々なバリエーションが存在する中で、アニリン染め(水染め)による染色方法により、世界的認知度をほこるH社のそれと並んで、アニリン染め独特の透明感のある光沢を見せるのが大きな魅力である・・・と考えて、BOS(ビルト・トゥ・オーダー・システム)等を含め、皆様に紹介しています。

一昔前は、馬1頭から採れるコードヴァンは、「メガネ」の様な形状になっており、良質なものが多く存在しましたが、5年程前より、ファッション的に注目され、靴を始め、革小物に至るまで、世界的な需要の拡大により、現存するタンナーでも入手がし難くなって来ています。
現状では、採取出来るコードヴァン素材のサイズや厚みにも非常にバラつきがあり、コードヴァン素材自体もかなり減少傾向にある様です。

1.5C Cordovan.jpg
原皮自体は現在、ヨーロッパの一部(フランスなど)での採取に留まっており、一昔前(四半世紀前)は、革1枚から2足~2.5足分が採れるという良い時代がありましたが、現在では、1枚から、1.5足程度しか採れない状況となっています。
                                                                             
またコードヴァン素材自体は、食肉用として、ヨーロッパをはじめとするごく限られたエリアで、少数生産されている農耕馬からしか採ることができないので、減少の一途を辿っている状況です。 
未だに素材自体の供給が需要を上回る事がなく、さらに拍車が掛かっている様です(そのため、今回コードヴァンのみ、値上げに踏み切らざるを得なかったと言うのが、言い訳ではなく、実情です。)
今後供給面が改善されていくのか、さらに希少価値が高まり、価格が上昇して行くのか、神のみぞ知る!! 注目が集まるところとなっています。

以上、2回に亘ってコードヴァンについて、お話をいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
店頭では、コードヴァン素材を使ったREGAL TOKYO ORIGINALやパターンオーダーのサンプルがご覧いただけます。 ぜひ、店頭でお手に取ってコードヴァンの素材をご覧になって下さい。

それでは、また「靴にまつわる、チョッといいお話」をしていきたいと思います。


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