こんにちは、工房の田尻です。
またまたオーダー会のご案内です。

11/29(土)、30(日)と「京都タカシマヤ」4F紳士靴売場にてビスポークと九分仕立ての同時受注会をやらせて頂くことになりました。
先月は大阪の「阪急メンズ大阪」で九分仕立て受注会をやらせて頂きましたが、関西で我々のビスポーク受注会を開催するのは初めてとなります。
 
九分仕立てのデザインサンプルは
をご覧ください。大阪でお会いできなかった方は、ぜひ京都にお越し頂ければ嬉しいです。

Bespoke2.JPG
ビスポークと九分仕立ての違いは、自分だけのオリジナルラストを作るということ、デザインの制限が殆どないこと、この2点が大きく違います。
製造工程は、出し縫い前までは九分仕立てもほぼビスポークと変わらないのですが、出し縫い以降がビスポークでは手で仕上げていくので、上の写真のように、よりエレガントな仕上がりになります。
フィッティングやデザインの面で九分仕立てで問題なければ九分仕立てでOKですし、九分の木型では合わない、違うデザインが希望という方は、ビスポークのご案内をさせて頂きます。ただ、ビスポークの方が素材もより多くの種類からお選びいただけます。

私も売場にお邪魔しますので、「京都タカシマヤ」で元気なスタッフと共に、ご来店を心よりお待ちしております。


『最近の仕事』

July 25 2014
ご無沙汰しています、工房の田尻です。
現在、工房では春のパターンオーダー会でいただいた「九分仕立て」の製作をしています。
今回は、完成したものの中から少しご紹介致しましょう。

まず、2012年秋にデビューしたデザインB911で、甲革はアノネイ社(仏)DBRカーフとC.F.ステッド社(英)のスエードによる同系色異素材のコンビネーションシューズです。
同系色なので落ち着いた雰囲気になり、羽根下のラインが後ろまでストレートに伸びているこのデザインは、特にコンビネーションがおすすめです。


BR U-tip.jpg

続いて、こちらは、B906タイプの外羽根にUチップの手縫いモカが施された仕様です。
甲革はコ―ドバンのタン色です。コードバンのUチップは「九分仕立て」では初めての製作になりました。コードバンUチップというと、アメリカンなイメージでつま先も捨て寸が短めで丸いトゥをイメージされる方も多いと思いますが、我々の「九分仕立て」のラストはラウンド形状でもアメリカンのそれと比べると細いのですっきりした顔つきになります。


NAVY LasymanStyle.jpg

最後は「九分仕立て」ではないのですが、「レイジーマン」とも呼ばれるビスポークのサイドエラスティック(履き口の側面にゴム付)シューズです。
特徴はレース部分が革によるイミテーションとなっており、見た目は紐靴に見える点です。脱着はサイドにゴムが施されているので容易に出来ます。甲革は前述のアノネイ社(仏)のカーフで色はネイビーです。外国のビスポークでもこういったデザインが見受けられますが、靴を脱ぐ習慣のある日本人にはとても適しているデザインと言えるかもしれません。


オーダー会でご注文いただいた靴はまだたくさんありますので、また、完成した靴を当ブログで紹介させて頂こうと思っています。個性的なオーダーも多いので楽しみにお待ちください。
(※写真の掲載にご協力頂きましたお客様へ感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。)


なお、次回の「工房職人の九分仕立て限定受注会」は、今年の秋に開催予定です。お客様によりいっそう楽しんで頂けるように、ご期待に添えるような内容を検討中でございます。 内容が決まり次第、当ブログでご案内いたします。
「工房職人の九分仕立て」のオーダーは、銀座の「REGAL TOKYO」にご来店頂くと常時サイズサンプルをお試しいただけます。お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ履き心地をお試しください。


また、ビスポークのご注文については、予約制となっております。予め電話やメールにてご来店希望日時をご連絡頂き、職人との打合せの日程を決めさせて頂きます。その他、ビスポークについてのご質問等は、店舗へご連絡下さい。よろしくお願い致します。


*定休日のお知らせです。
7月は、28日がお休みです。 8月は、4日、11日、18日、25日がお休みとなりますので、ご来店、ご連絡の際にはご注意頂きますようよろしくお願い致します。



 

こんにちは、工房の田沼です。
ここのところ梅雨の季節ということで、蒸し暑い日が続いております。皆様体調に気をつけてお過ごし下さいませ。


今回は、そんなムードを吹き飛ばすような爽やかな印象のビスポークシューズをご紹介させて頂きます。

 

こちらのお客様は、大変お洒落な方で、数々のインポートシューズをお履きになっていらっしゃる非常に目の肥えたお客様です。
私もお会いするたびに、靴だけでなくトータルコーディネイトなどの面からもとても勉強になります。


 さて、納品させて頂きました靴は、画像の通り、白×黒のスペクテーターシューズです。
画像からはわかりにくいのですが、底面はフィドルバックで仕上げております。
お客様にもイメージ通りの靴に仕上がったとお褒めの言葉を頂きました。
とても嬉しい瞬間です。

 

本当にありがとうございます。

 


 

 

こんにちは、工房の田沼です。
まず初めに、ただ今開催中の「春の工房九分仕立て限定受注会」には沢山のお客様にお越し頂き、またご注文いただきまして、誠にありがとうございます。こんなに沢山のお客様に支えていただいて我々は幸せ者です。
ただ、中には残り数量のわずかな革も出てまいりました。引き続き4/29(祝・月)まで限定受注会を開催させていただいておりますので、気になっておられるお客様はお気軽に(お早めに?)ご来店下さいませ。

 

さて、タイトルにありますように、昨年開催させていただきました「ジェイアール名古屋タカシマヤ、ビスポーク受注会」が今年も開催される事になりましたのでお知らせいたします。
そして、私も5/3(祝・金)、5/4(祝・土)にお邪魔させていただくことになりました。


昨年ご注文頂きましたお客様はもちろんのこと、手作りの靴などに興味のあるお客様は是非お気軽にジェイアール名古屋タカシマヤ7F紳士靴売り場までお越し下さいませ。
期間中には、当工房ならではのデッドストックの革などレアな革もご用意いたしますので、直接お手にとってご覧いただけます。

 

 

2.jpg最後に、リーガルトーキョーにて靴をお作り頂いている名古屋エリアのお客様もご都合が付くようでしたら、お履きの靴の具合を見させていただきますので、この機会に是非お気軽にお立ち寄り下さいませ。


ジェイアール名古屋タカシマヤ ビスポークシューズ受注会
期間:2013年5月3日~5月4日
価格:246,750円(税込)~
納期:6ヶ月(※受注状況により多少前後いたします)

 

 

今日は、工房の田尻です。
連日の猛暑にいささか参っておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、ビスポークというと多くがドレスシューズなのですが、足数を重ねられたお客様の中にはレザースニーカータイプをオーダーされる方もいらっしゃいます。今回はそんな靴をご紹介させて頂きます。

 

K様が11足目になるオーダーをレザースニーカータイプにされた理由は、「今はスーツを着ることが少なくなった」とのことで、デザインはスニーカーでウィングチップタイプが欲しいとのことでした。
このようなウィングチップタイプは、ドレスシューズに見られる一般的なウィングチップに底材を合成ゴム等でカジュアル感を出したものが多いのですが、それだとあまり雰囲気が変わらないので、どういうウィングチップが良いかと試行錯誤しました。


色々と考えた結果、ウィングチップのステッチと親子穴を羽根部分まで繋げるというデザインに落ち着き、いざ仮段階で作ってみると・・・かっこいい!
デザインは独創的ですが、浮いた感じもしないのでとても合わせやすい雰囲気に仕上がりました。
履き口とベロにクッションを施し、底材もクッション性と磨耗性に優れたものを使用しました。すくい縫い等は中底に直接縫い合わせるハンドソーンタイプなので、通常のレザースニーカーよりも返りが良さそうです。

(画像の革は仏タンナーのベロア黒でステッチはブルー)


オリンピック、高校野球も終り、秋の気配も少しずつ漂ってきたように思います。このスニーカーがK様の足元を飾る日がとても楽しみです。

 

最後に、残暑厳しき折、皆様どうぞご自愛くださいますようお願い申し上げます。

 

※今回は、「九分仕立てオーダー会」作品紹介の予定でしたが、とても素敵な1足が仕上ってきましたので、先行してご紹介しました。チャッカブーツのご紹介は来週にいたします。ご了解の程よろしくお願い致します。

 

こんにちは、工房の田尻です。
先日の「工房九分仕立てパターンオーダー会」にお越し頂きました皆様、ありがとうございました。少しお時間を頂きますが、しっかりと作りこんでいきますので、楽しみにお待ち頂けたらと思います。

さて、今回は、最近出来上がったビスポークシューズの中から2点ご紹介させて頂きます。
1足目は、M様にオーダーして頂いた水染めコードヴァンのワンピースシューズです。
この靴は、M様の2足目のオーダーになりますが、実は1足目も同じデザイン・素材(色は違います)なのです。


ワンピースは、ルックスもすっきりとしていてシンプルながらも存在感があるので、当工房でも人気デザインの一つです。甲革は、一枚でまとめていますので、コードヴァンだと1足作るのに2枚必要になります。ですから、この靴は、上等なワインを思わせる色合いだけでなく、ちょっと贅沢な1足と言えますね。


また、ワンピースは型紙で甲を立ち上げる為の"クセ取り"ができない為、製甲の段階で立ち上がりをつける為に、熱加工をして甲を立ち上がらせています。作り上げるのに苦労した一足ではありますが、色、木型のラインなど全体の雰囲気が上手くまとまった1足に仕上がったのではないかと思います。

 

 

 

2.jpg2足目は、フルブローグです。この靴をオーダーして頂いたT様は、この靴が8足目のご注文です。これまで内羽根、外羽根、ワンピース、サイドエラスティック、チャッカブーツ・・・ と色々なデザインをご注文して下さいました。


そして、今回はどうしようかということで色々とお話させて頂き、フルブローグにしてトウにオリジナルメダリオンを施そうということになりました。色々お話した結果、イニシャルを1つずつ左右に、自分から見える方向で入れようということになりました。
オリジナルメダリオンは、つま先の形状やバランスも大事ですが、オリジナルだということに価値があると思います。T様らしい、スマートな印象に仕上がったのではないでしょうか。

以上、2足ご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。自分ならこんな素材でとか、こんなデザインでといったご要望の参考にしていただければ幸いです。


ということで、もしご自分ではなかなか決めきれないといった時には、何時でもご相談下さい。スタッフ一同、知恵を絞ってご提案をさせていただきます。

 

 

最後に、一つお知らせです。
今まで多くのお客様にご愛顧頂いておりました甲革のカールフロイデンベルグのボックスカーフを、先日のご注文をもって在庫を使い切ってしまいました。今までご注文いただきましたお客様、どうもありがとうございました。
今後、また新しい革が入荷致しましたら、当ブログにてご紹介させて頂きますので、楽しみにお待ちくださいませ。

こんにちは、工房の田尻です。

寒い日が続いておりますが、皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか?

 

突然ですが・・ジェイアール名古屋タカシマヤでビスポーク受注会をやらせて頂くことになりました!初めて百貨店で開催することになったので、我々もちょっとびっくりしています(笑)。

開催期間は3/14(水)~3/27(火)の14日間なのですが、工房職人が実際に立ち会うのは、3/17~18、3/24~25の2回の土・日曜日になります。ですから、職人と直接やりとりをしてオーダーできるのは事実上この4日間ということになりますね。ビスポークに興味をお持ちの方、またオーダーをお考えの方がいらっしゃいましたら、事前に下記の担当者へお問い合わせ・ご予約を頂ければ幸いです。

 

お問い合わせ先:ジェイアール名古屋タカシマヤ  7F紳士靴売場 担当者:加藤、村山

 名古屋市中村区名駅1-1-4   052-566-8186(直通)

 ※基本価格 ¥246,750(税込)~

  納期 約6ヶ月(オーダーの内容により変動することがございます)

 

実は、今回のビスポーク受注会をジェイアール名古屋タカシマヤでやらせて頂くことになったのは、「リーガル日本上陸50周年記念フェア」の特別企画なのです。

この企画に当たって、タカシマヤ様売場担当の方には弊社にお越し頂き、ビスポークでの足計測の仕方、製作工程等を見たり、体感して頂きました。ビスポークというのは、出来上がったものを買って頂くことと異なり、お客様と共に「作品」を作り上げていくプロセスの結果なので、そういったエッセンスを作り手と売り場の双方のスタッフ同士で共通意識を持つという事が非常に重要になってきます。モノだけではなく、環境面においても既製靴とは違うものだと思います。

 

 

2.jpg 

我々も百貨店で受注会をやらせて頂くのは初めてのことなので、非常に緊張しておりますが、精一杯対応させて頂きたいと考えています。ご興味があれば是非お立ち寄りください!

なお、職人は田沼が担当いたしますが、4日間の滞在中は、靴づくりの主要工程を実演する予定です。普段、職人が靴を作るところは中々見る事が出来ないと思いますので、こちらも是非見学にいらして下さい。素材も色々皆で話し合い厳選した甲革30~40種類をご用意させて頂く予定です。

 

たくさんのお客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 


 

 

 

こんにちは、工房の田沼です。

今回も、729日のレポートに引き続きホーウィンのコードヴァンブランデーカラーの靴をご紹介いたします。

こちらも前回のチャッカブーツ同様、コードヴァンの素材感を生かしたカジュアル寄りの靴に仕上がりました。

Uチップのバランスや羽根の大きさ、木型のトゥの形などホーウィンの持つ雰囲気を最大限に引き出せる形をお客様と入念に話し合い、模索しました。その結果、お客様にも大変気に入っていただけた、と思っております。

ホーウィン独特の油分を多めに含んだコードヴァンは、これから履き込んだ後のシワの入り方や雰囲気がとても楽しみです。

ところで、「靴のデザイン名の使い分けはどのようにしているのか」とたまに聞かれることがあります。例えば、今回の「Uチップ」とは、U字形の革片(チップ)を甲の切り替えに用いた(外羽根の)デザインという定義ですが、様々な呼び方があるのは皆さんもご存知だと思います。

幾つか例を挙げてみると、エプロンフロントダービー、ノルウィージャンダービー、ノルウィージャンブルーチャー、ブラッチャーモカ等です。

何れもUチップの部分をエプロンに見立てたり、モカシンの1種である事からその起源であるノルウィージャンとし、外羽根を表わす「ダービー」や「ブルーチャー(ブラッチャー)」を組み合わせてその名称としたものです。

どの呼び方でも良いと思いますが、今回のご注文ではアメリカの素材を使ったアメリカの匂いのする靴というのが一つのテーマでしたので、アメリカの影響を受けた日本的言い回しの「Uチップ」を採用してみました。やはり、「ダービー」とつくとイギリス的な感じになりますからね。

靴に関わる言葉では、人名や地名など色々なものがあるので、時々我々も混乱(?)することがあります。でも、そんな時は、企画担当者に尋ねたり、資料室で文献に当たったりして何とか答えを見つけています。

もし皆様も、名称などで何かわからないことがありましたら、遠慮なくお尋ね下さい。

 

 

 こんにちは、工房の田沼です。
今回は、昨年10月の「REGAL TOKYO」リスタートに際して開催した「ビスポークフェア」でご注文を頂いた「ホーウィン社」のコードヴァンを使った靴をご紹介させていただきます。
 「REGAL TOKYO」のビスポークは、甲革の品揃えで、水染めコードヴァンの種類を豊富にそろえていることが一つの特徴です。通常のブラック、ワイン、ネービー、タン、カーキに加え、藍、柿渋、茜と普通ではなかなか手に入らないものを用意しています。
前回のビスポークフェア開催に当たっては更にホーウィン社のコードヴァンを何とか手配し、ブランデーとワインの2色も用意させて頂いたのです。
今回ご紹介するのは、ブランデー色で作らせていただいた靴です。
デザインはフルブローグのチャッカブーツで、底付けはノルウィージャンウェルトにしてカジュアルに仕上げました。全体に重厚な雰囲気を出しつつも、ブランデーの持つ軽快な雰囲気を損なわないように気をつけ、木型やデザインのバランスなどを、お客様、パターン製甲の佐々木と共に入念に話し合いました。その結果は画像の通り、お客様にもご満足をいただき、大変に良い出来映えに仕上がりました。当日、お客様がお召しのデニムとの相性もバッチリです。

 

ブランデーコードヴァン.jpg

 

 

 

 

ところで、ホーウィン社のコードヴァンは、我々が日頃使っている国産の水染めコードヴァンと比べると油分を多く含んでいるので、厚みはしっかり確保されながら、しなやかな履き心地が感じられる素材と言えそうです。釣り込みなどの作業をしていて、そのしなやかさと成形性のよさを実感いたしました。そして、その仕上がりは、コードヴァン本来の良さのでた透明感のある風合いと独特のツヤ感がたまらない1足になりました。


 

現在、ホーウィンのコードヴァンの在庫はありませんが、また他にも面白い素材が入手できましたらフェアなどを開催して行きたいと考えていますので、どうぞお楽しみに!

 

 

  • REGAL SHOES
  • REGAL CORPORATION

backnumber

rss