こんにちは、REGAL TOKYOの斉藤です。

さて、突然ですが、期間限定で「九分仕立て」シューズの木型調整までできるというパターンオーダーフェアのお知らせです。


『REGAL TOKYO 工房職人の九分仕立てシューズ パターンオーダーフェア』

期間:2009年10月16日(金)から11月3日(火)

お渡し予定:2010年1月中旬

価格:89,250円(税込み)~

アッパー素材:コスティル(仏)、アノネイ(仏)、デュプイ(仏)、C.F.ステッド(英)、ウェンハイマー(独)など 18種類


毎年春に開催していた工房9分仕立てのパターンオーダー受注会ですが、急遽秋にも行うことに致しました。 ここ数ヶ月、工房の職人と店頭販売スタッフとの間で、九分仕立てシューズについて様々な議論や試行錯誤が行われてきました。それは、今までは、仕立ての素晴らしさは十分わかっていながらも、木型が1種類しか無かったため、特定のお客様にしか「ハンドラスティング」の靴の履き心地の良さをご堪能いただけてなかったからです。 しかし、今回、木型の一部分に肉付けをすることによって木型の修正が出来るようになったため、より多くの方に「ハンドラスティング」の靴の素晴らしさをお試し頂けるようになったのです。 そこでいち早くこの靴の履き心地を試していただきたく思い、急遽受注会を開催することになりました。

 ところで「ハンドラスティング(手釣り)」とは何か?ということを簡単に申しますと、普通は機械でやることの多い「釣り込み」、つまり木型(靴の原型)に革を合わせて引っ張る(成型する)ことを職人が手で行うことにより、木型に忠実な靴を作る技法なのです。 つまり木型が自分の足の形に合っていれば、オーダーシューズのような履き心地を味わうことが出来るのです(ちなみに当店のビスポークシューズはこの技法で作られており、既製靴では味わえないフィット感を実現しています)。 そこで是非ともこの機会に「手釣り」による九分仕立ての靴の素晴らしさを知っていただきたいのです。 

 肝心のフィッティングは、まず試し履き用の靴を履いていただき、サイズを確定します。 問題が無いようでしたら、そのままの木型で製作しますが、フィッティングに違和感がある場合はビスポークシューズの職人がお客様のペドカルテ(足の外形線、足の各部の寸法を記載した用紙)を作製し、どこにどのくらい木型に肉付けをするかを判断します。 ビスポークとは違いますので、木型を新たに作ることは出来ませんが、大体のお客様はこの調整で大丈夫なはずです。 

 もちろん、パターンオーダーですから、素材も海外の著名タナリーのものを色々揃えていますし、ライニング(内張り)やソールステイン(底の色)も各種取り揃えています。 あと、オプションでつま先にトゥキャップを付けてストレートチップにしたり、ウイングチップにしたりもできますよ(追加料金2,100円)。 

  自分も3足履いているのですが、ヒールカップのホールド感がすばらしいですし、通常のグッドイヤーウェルト製法の1.5倍以上厚い中底を使用しているにもかかわらず、非常に底の返りが良いのに驚かされました。 とにかく、皆さんにぜひこの感覚を味わっていただきたいので、どうぞお気軽に試し履きしてみてくださいね。 

それから、どんなところでこの九分仕立ての靴が作られているか、興味のある方、いつでも工房をお見せいたしますので、お気軽に声をかけてください。 どんな職人が自分の靴を作るのかを知っていただければ、その1足は更に愛着溢れるものになるはずですから。

 自分だけの1足を銀座の工房で誂える。 そんな贅沢を是非味わってみてください。


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こんにちは、工房の田尻です。


 毎年行っている春の「九分仕立て(くぶじたて)パターンオーダー会」で、今回もたくさんのご注文を頂きました。以前にもブログに書きましたが、九分仕立てというのは、靴の製作工程の底付け作業のうち、釣り込み~すくい縫い、そして中物を加工するまでを私たち工房スタッフが手掛け、その先のアウトステッチ(出し縫い)~完成までを自社の工場で作ってもらうものです。


 先日、その一部が工場から戻ってきました。靴を箱から取り出して完成された靴をみて、いつもながらちょっと感動してしまいました。自分で言うのもおかしいですが、本当にカッコよく仕上がっているのです。今回は九分仕立て初のコードバン素材というのが一つの目玉だったのですが、つま先がシャープで細いスクウェアトゥの九分木型にとても似合っていました。コードバン靴というと、ついラウンドトゥをイメージしてしまいますが、それとはまた別のかっこよさ、たたずまいでした。コードバン素材の新たな美点を発見したようなとても得をした気分です。


  写真は工場から戻ってきた靴の最終的な仕上げを行っているところです。九分仕立てとはいっても、最後はやはり私たちの手によって仕上げが施されるわけです。木型が入った状態で甲革を叩いて形を整えたり、ヒールの際に車ゴテ(ギザギザの模様)をかけたりしています。木型が入った状態での作業が終われば、木型を抜いて甲革のポリッシュなどに入っていきます。


REGAL TOKYOでは、九分仕立てとは、いきなりビスポークシューズをオーダーするというには、価格や時間的に抵抗のある方に、少しでも手づくりの靴の良さを味わっていただきたいという思いから始まったものです。今回「九分仕立てパターンオーダー会」でオーダーしていただいた方の中には、昨年に引き続き、という方や、既成の九分仕立て靴の履き心地に満足して、という方など、私たちにとって、とてもうれしくなるようなお客様もいらっしゃいます。


これだけモノがあふれ、インターネットの普及で様々なモノや情報が簡単に手に入れられるような時代ですが、モノづくりの現場は昔と変わらず常にアナログです。そんな現場の雰囲気を、この「REGAL TOKYO REPORT」によって少しでもお伝え出来ればと思っております。

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こんにちは、布施です。


桜が満開の季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?


今春、REGAL TOKYOでは開店5周年のパターンオーダーフェアを開催いたしております。今月5日までは、第1弾として「ビルト トゥ オーダーシステム」のフェアを開催し、たくさんのお客様に足を運んでいただきました。誠にありがとうございました。


そして、4月17日()より第2段として、「工房九分仕立て」のパターンオーダーフェアを開催いたします。


「工房九分仕立て」とは、銀座の地下に設えた工房の職人による90%ハンドメイド(底付け以外が手作業)のREGAL TOKYO最高峰の既製ラインです。普段はお客様の要望をかなえるビスポークシューズを仕立てている3名の靴職人の手から生み出される「工房九分仕立て」は見る人を魅了する1足です。



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 職人曰く、ハンドメイドの醍醐味でもある「釣り込み」の良さが靴に反映され、マシンメイドでは出せない外観の雰囲気を醸し出しています。「すくい縫い」もマシンメイドとは大きく違い、厚みのある中底に溝を掘り、直接縫い上げることで、グッドイヤーウエルト製法とは一味違う返りの良さが足に伝わります。


そのハンドメイドによる既製靴のパターンオーダー会を、期間限定で開催いたします。


通常時は3デザイン(内羽根プレーン、外羽根プレーン、モンクストラップ)をご用意しておりますが、受注会ではその3デザインをベースに、キャップトゥやウィングチップのデザイン追加やメダリオンの変更・追加をオプション設定することができます。また、甲革もコスティル社()のデッドストックレザーを始め、希少性の高い5色の水染めコードバンやスウェード等から選択していただけます。


 


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 更に、5周年限定モデルとしてセミブローグをご用意いたしました。限定モデルは、デザインの変更はできませんが、甲革は味わい深いカーフや水染めコードバンの中からお選びいただけます。


今回は、5周年ということもあり、受注いただいたお客様に、オリジナルシューソックスをご用意いたしました。こちらも、ネービーとグレイの何れかをお選びいただけます。


ソールやライニングもお選びいただけるなど、ビスポークシューズに迫る多彩な内容で手づくりの履き心地をお楽しみいただけるフェアとなっております。



4月17日()から5月6日()までの限定開催ですので、興味がございましたら是非、足をお運びください。

『工房九分仕立てパターンオーダーフェア』

サイズ:23.5 cm27.0cm

価格 :89,250円(税込)~(水染めコードバンは105,000円(税込)~)

お渡し予定:7月下旬

サイズ別シューツリー(別売り):18,900円

 

 

工房九分仕立て

September 04 2008

工房の佐々木です。私は工房スタッフの中で、ご注文いただいた靴のパターン(紙型)をおこして、革の裁断から"製甲"という靴の上の部分をつくる工程までを担当しています。今回は先月、工房スタッフ全員で工場に行き、色々な打合せをしてきた事もあって私たちにとって今一番ホットな「工房九分仕立て」の話をします。ビスポークについては「お客様のこだわりをどうやってカタチにしていくか」といった試行錯誤などをご紹介していくつもりですので、これからのREGAL TOKYO  REPORTを楽しみにお待ちください。

 

 靴の作り方には色々な製法がありますが、

最終工程の底付け以外は9割方手作業で仕立て

上げることを「九分仕立て」と呼んでいます。REGAL TOKYOでは、銀座の工房で裁断・製甲、

釣り込み、すくい縫いまでの作業をし、底を自社の工場で縫い付けてもらっています。

 工場といえば、「ボタンを押したら終わり」というオートメーションを想像される方も多いと思いますが、靴工場の場合には担当者の経験がなければできないような難しい作業ばかりです。溝起こし、だし縫い、溝伏せ、刻印打ちなど一足一足、担当の方がひとつの工程を丁寧に取り組んでいる様子を目の当たりにして皆感動してしまいました。



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 今回は手製では問題なくできる工程が機械を使う場合にはなぜやりずらいのかという確認とその対策を相談する為に工場を訪問しました。問題点とはウェルトの幅の出方が本底から1ミリ程はみ出たり内側に入ったりと不均一なところがあると、出し縫い糸が外れないようにミシンの針を落とす位置を内側にしすぎてしまうことがあるということでした。 手製では一針ずつ位置を決めながら手で縫っていくので問題はないのですが、機械製では作業者がガイドにそってミシンで縫っていくのできっちりとウェルトの出方をそろえる必要があったということです。

打合せの結果、工場に送る前に工房で本底型から出すぎたウェルトを整える事と本底と形を合わせるためにつま先部分のすくい縫いをさらに細かくすることにしました。この打合せを持つことによって、手製と機械製の良いところが融合したよりレベルの高い「九分仕立て」靴が出来上がることになると思います。なぜならば、今までよりも工房スタッフと工場スタッフの「良い靴をつくろう」という想いがさらに詰まった一品になるからです。

REGAL TOKYOでは、工場から戻ってきた靴を工房で仕上げ、販売スタッフがお客様のお好みを伺いながら、ハイシャインなどで磨きあげてお渡ししています。ぜひ一度店頭でご覧になってお試しいただければと思います。

 

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