お久しぶりです。工房の田沼です。


お待たせ致しましたっ。ついに工房九分仕立ての新木型、「ブリティッシュスクエア」が完成いたしました!
11/2(金)~の毎年恒例、「秋の工房九分仕立てオーダーフェア」にてデビューをさせていただきます。


こちらの新木型は、大変ご好評をいただいております、英国的な顔を持つ「ラウンドトウ木型#272」の流れを汲む英国を意識したスクエアトウの木型です。
かねてより#272(ラウンドトゥ)をご愛用のお客様より多数のご要望頂いておりました「飽きが来なく、長く愛用できる」形のスクエアトウに仕上がりました。そして少しだけ現代のエッセンスを加え、薄くスタイリッシュさをプラスしました。
この雰囲気を出す為に、全員で意見を出し合いながら試行錯誤を繰り返した末にこのフォルムにたどり着きました。

 



SquareLastSample1.jpg上の画像のサンプルはウエインハイムレダー社のボックスカーフの黒です。
こちらのサンプルのように、黒のボックスカーフでシンプルに仕上げればスマートなドレス靴になりますし、茶系のカーフやコードヴァンでハーフミッドソール仕様で作ればまた違った表情を、スエード素材や型押し素材でダブルソール、ダイナイトソールなどを合わせていただければ全然違うカントリーな一面を見せてくれるでしょう。
そして、アッパーデザインは基本的にラウンドトウで展開していた全てのデザインの中からお選びいただけますので、これまた楽しくお悩みいただけることと思います。

なお、九分仕立てオーダーフェアの詳細につきましては、この「REGAL TOKYO REPORT」で順次ご紹介してまいりますので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。

今回は、春に行った「工房職人の九分仕立て」限定受注会作品の中から「チャッカブーツ」をいくつかご紹介しましょう。あまりコメントが必要ではないシンプルなものが多いので、画像をじっくりご覧ください。

 

 

 

 

Chukka Boots2.jpg

 

 

Chukka Boots3.jpg

 

 

 

Chukka Boots4.jpg

 

ちなみに、4足目はトウにメダリオンが入っています。
ヴェッキアトスカーナの素材感とダブルソールにして迫力の出てきたダイナイトソール、そしてメダリオンとの組み合わせで、秋の装いにピッタリな靴に仕上がったのではないでしょうか。

 

今回の4足は、同じデザインでも甲革の素材やライニング、底材などの違いで色々な楽しみ方ができるという良い見本になったと思います。

オーダーして頂いた皆様がそれぞれの個性を発揮され、どのようなコーディネイトをされるのかとても楽しみです。

 

今回は、4月に開催した「工房職人の九分仕立て」限定受注会の靴が出来上がってきて、7月末からお渡しが進みましたので、その中からいくつかご紹介しましょう。

 

1足目は、今回初めてできる事になったプレーントウにスキンステッチを載せたUチップのご紹介です。


透明感のあるアノネイ社のアニリンカーフにピッチの細かいスキンステッチが施され、甲革のダークブラウンとライニングのパープルとも相まってとても上品なドレスシューズに仕上がりました。
今回は、ドレスタイプという事でハトメ脇のステッチを1本にしたのですが、これを2本にして底をダブルソールやハーフミッドソールにすると少しカジュアルなイメージに仕上ってくるのではないかと思います。その上、甲革も同じアノネイでもタンドカーフなどにするとグッと迫力が出てくることでしょう。
素材や仕様によって色々と楽しみが広がるデザインですので、是非ご自分なりの1足を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

 

Saddle.JPG2足目は、今回の限定素材であるヴェッキアトスカーナの赤みがかったダークブラウンをサドル部分に使ったサドルシューズのご紹介です。
こちらも1足目と同じアノネイ社のダークブラウンのアニリンカーフをベースに配したことで、大人らしい落ち着いた靴に仕上りました。サドル部分もピンキング(ギザ)なしで、ハトメも濃茶をセレクトしたことでドレッシーな雰囲気が醸し出されているのではないでしょうか。

 

 

Full Brogue.JPG3足目は、限定素材のヴェッキアトスカーナを黒でお作りになったS様のフルブローグです。
甲革がもたらす「渋い」ムードが全体を引き締まったイメージにしているのではないでしょうか。まだ気が早いかもしれませんが、秋になってフラノのスーツなどに合わせていただくと素敵でしょうね!

ところで、今回はヴェッキアトスカーナが限定素材でしたが、こういった「表情のある革」は、なかなか継続的に手に入らないのが現状です。足数限定生産ということで使えましたが、これからも魅力的な素材をご提供して行ければと思っております。

 

以上、今回は「工房職人の九分仕立て」の限定受注会から落ち着きのある3作品をご紹介しましたが、如何でしたでしょうか。特別変わったことをしなくても夫々に素材の良さを生かした個性的な作品に仕上ったのではないかと思います。


 

次回は、今回デザイン追加された「チャッカブーツ」を取り上げる予定ですので、是非ご期待下さい。

 

今回は、春の限定受注会の九分仕立ての靴が、今月の末頃からお渡しが始まるのを踏まえ、「九分仕立て」ならではの"ディテール"について触れてみましょう。

 

手釣りならではの履き心地や木型のラインが美しく表現されていることでお客様からご好評をいただいている九分仕立ての靴ですが、実は、つま先の切り離し部分やブローグ部分の仕様を数種類の中からお選びいただく事ができるのです。


「つま先の切り離し部分」や「ブローグ部分」とは具体的に云うと、ストレートチップやウィングチップを本体と縫い付けている部分のことですね。


画像をじっくりとご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、向かって左のウィングチップが「ステッチ1本+親子穴+ステッチ2本」、真ん中のストレートチップが「ステッチ1本+親子穴+ステッチ1本」という違いがあります。
また、向かって右のストレートチップは「ステッチ2本」のみの仕様になっています。


ほんのチョッとした違いですが、例えば真ん中のストレートチップのステッチ一方を2本にすることで、また、右のストレートチップもステッチの間に小穴をあけることによって、それぞれ靴の持つニュアンスが変わってくるのではないでしょうか。


これから限定受注会の靴ができ上がってきた時にご紹介をしていきたいと思いますが、オーダーをお考えの方は、こんな風にディテールにこだわりながらあれこれと想像していただければ、より一層お楽しみいただけるのではないかと思います。



2012年「REGAL TOKYO」春のオーダー会の掉尾を飾る「工房職人の九分仕立て」オーダー会が本日より始まりました。


ということで、お客様のご要望も多かったチャッカブーツを早速、私も試し履きしてみました。
そのインプレッションは、今まで私が抱いていたブーツのフィッティングを根底から覆すような足の納まり感でした。つまり、ブーツの履き心地というと、どうしても踵を落とすために甲の部分のフィッティングがかなり甘くなってしまうものだと思っていたのですが、この靴では九分ならではの履き心地が保たれていたのです。見た目のフォルムのメリハリだけではなかったということですね。
踵の形状による納まりの違いなのか、手釣りによるものなのか、とにかく初めての感覚です。
サンプルは25.0cmなので、お試しになれる方は限られますが、ぜひ一度足を入れてみていただきたいものです。

ところで、先週、田沼のブログでご紹介したラウンドトウの外羽根「Uチップ」のサンプルは上記の画像のように出来上がりました。モカの位置を変えたり、他のステッチにすることはできませんが、スマートな大人らしいたたずまいに仕上がったのではないでしょうか。コードヴァン素材でもお選びいただけますので、是非ご検討下さい。

 

 



2.jpg最後に素材です。やはり先週紹介があった、「日本ではレアなVecchia Toscana社(伊)」の型押し革はご覧のような色合いです。原皮から独自に調達し、鞣されたこの革は、腰がしっかりしていますので、ブーツにお使いいただくと凛とした表情を醸し出すのではないでしょうか。
残念ながら各色2足分程度しかご用意がありませんので、ご要望のある方はお早めにご来店をお願いいたします。

他にも、コンビネーションや色々なオプションでデザインバリエーションをお楽しみいただけますし、乗せ甲や幅足しなどの多少の木型調整もできますので、4月30日(月)までの11日間に是非ご来店くださいませ。

こんにちは、工房の田沼です。
さて、やってまいりました春の恒例「工房九分仕立て」のパターンオーダー会です。 
今回の目玉は・・・なんと言っても新デザインの「チャッカブーツ」です!

 これが九分の木型にバッチリ乗りました。デザインは、2アイレットでアンクル丈にいたしました。シンプルなだけに、より木型の立ち上がりが出て、ある意味手釣りの九分仕立てだからこそ出せるメリハリのきいたフォルムになりました。

 

 デザインでは、他にラウンドトウの外羽根にツイストステッチでの「Uチップ」をオプションでお選びいただけるようになりました。こちらは、ただいまサンプルを作製中で、オーダー会のスタート時には店頭にてご覧いただけるように致します。

 

 次に素材です。今回は、まずシャラダ社(伊)、C・Fステッド社(英)のスエードを3~5色、型押しでは日本ではレアなVecchia Toscana社(伊)の黒、茶、濃茶の3色、さらに前回アメリカンタイプでご好評をいただきましたピポディ社(英)のソフトガラス、サンプルのサドルシューズで使用しているゾンタ社(伊)のカーフをご用意致しました。
また、今回のオーダー会よりご好評をいただいております「水染めコードヴァン」をレギュラーのパターンオーダーでもお選びいただけるように致しました。

今回もお客様にお楽しみいただけるデザイン、素材を用意させていただきましたので、是非リーガルトーキョーに足をお運び頂き、現物をお手にとってご覧下さいませ。

なお、期間中、4/20、4/27日の金曜日は15:00より、4/21、4/22、4/28、4/29、4/30日の土・日・祝日は終日、田尻か田沼が店頭におりますのでどうぞお気軽に声をおかけくださいませ。

 

 

 工房九分仕立て       ¥105,000(税込)~
 (※チャッカブーツは     ¥110,250(税込)~
  Uチップのオプション価格は ¥5,250(税込)

 

 

こんにちは、工房の田尻です。
「REGAL TOKYO」では、明後日の13日(日)までとなった「工房職人の九分仕立て」限定受注会ですが、今回「REGAL TOKYO」以外で始めて、11月19日(土)~12月25日(日)の期間、「REGAL名古屋中日ビル店」で開催されることになりました。
初めての試みなので、ラウンドトウ内羽根スタイルのバリエーションでの展開となりますが、素材やデザインも「REGAL TOKYO」同様、色々とお楽しみいただけるのではないかと思います。
ということで、先日、名古屋中日ビル店の大鹿店長が工房に来て、我々工房スタッフと打合せをしました。初めての「REGAL TOKYO」以外の店舗でのパターンオーダー会なので、スタッフも違えば、お客様の層も違うだろうし、とにかく手製と機械靴の違いを理解して頂くために、今回、時間を取って来てもらったのです。
「ビスポーク靴の作りの良さ」をより多くの方に履いて頂きたいという思いからスタートしたということから、それぞれの甲革の特徴、ステッチタイプの種類、中底の作りや手で釣りこみを行う意味など・・・長い時間をかけてお話しいたしました。色々と仕様や材料や九分を履くことでどう違うかという所をお互いに話し合った事で、我々の伝え方が充分ではないと痛感致しましたし、実のある時間となりました。

 

 


2.jpg結果として、やはり履いて実感してもらうことが一番良いという事で、お店のスタッフ用に1足製作することになりました。そして、つま先にメダリオンを入れる作業を大鹿店長に体験してもらいました。大・小各大きさのポンチで穴を開けていくのですが、一つずつ開けていくというのは意外と時間がかかるものです。その分出来上がった後はちょっとした達成感があります。
私達作り手とお店のスタッフの方々との信頼関係がなければ、どんなに良い靴を作ってもその思いはお客様には伝わりません。そういった意味でも、大鹿店長には熱心に我々の靴作りに耳を傾けてくれて感謝です。
九分仕立てには興味があっても、なかなか東京には行けないと思っていらした名古屋地区の皆様、期間も1ケ月以上たっぷりとってありますので、是非、栄の中日ビル店までお越し下さい。11月26日(土)、27日(日)と12月3日(土)、4日(日)の2週の週末には、私達職人も店頭で皆様のご来店をお待ちしております。

昨日の11月3日(祝・木)から秋の「工房職人の九分仕立て」限定受注会がスタートいたしました。早速オーダーをしていただいた皆様ありがとうございます。そして、「これから」とお考えの方も、11月13日(日)までまだ時間は十分にありますので、是非ご来店くださいませ。


「工房職人の九分仕立て」 限定受注会
会期     :11/3(祝・木)~11/13(日)
お渡し予定 :2012年2月下旬
価格         :¥89,250(税込)~

実施内容については、職人・田沼のREPORTで仕様、素材、デザインなどについて触れておりますので、そちらをご覧ください。私たちスタッフにとってもかなり自由度が利くオーダー会なので、どんなオーダーが寄せられるのかとても楽しみです。
お渡しは来年(2012年)の2月末と少し先になりますが、出来上がりを楽しみにお待ちください。

 


1.JPG最後に、9月からオーダー会が毎月開催され、ご紹介するタイミングを逸していた当店のオリジナル商品から1グループご紹介いたします。


REGAL TOKYO ORIGINAL 「KARL」
デザイン:ストレートチップ、スワールトウ、ダブルモンクストラップ、
          内羽根プレーントウ(メダリオン付)(画像左から)
色        :ブラック、ブラウン
価格     :¥34,650(税込)


甲革は、フラスキーニ社(伊)のチプリアカーフ本来の良さを活かすため、ナチュラルな仕上げにこだわり、仕上げ過ぎないようにしています。したがって、お手入れ次第で個性が出せる、「REGAL TOKYO」を履く靴好きにはたまらないアイテムになったのではないでしょうか。


また、やや長めのラストは甲をおさえたスマートなつくりで、人気のダブルモンクストラップも、フロントストラップを一味違った仕様にしたことで個性的な顔つきになりました。

機能面でも、ウェーブ加工を施した「かえり」の良い革底、高耐久性のヒールトップピースなどを採用し、使い勝手や履き心地にも配慮しております。


オーダーももちろん楽しいのですが、今すぐ欲しいという方にはこちらもお試しいただければと思います。



こんにちは、工房の田沼です。
今回は、今週の木曜日から始まる「九分仕立てパターンオーダーフェア」でお選びいただける素材とチゼルトウタイプについてお話いたします。
始めに、素材についてお話していきましょう。
通常お選びいただける13種類に加え、まず、パターンオーダーの特別素材として国産水染めコードヴァン5色です。こちらはオーダー会おなじみの素材で、もう説明の必要は無いかもしれませんが、その透明感と独特のムラ感は毎回ご好評をいただいております。
次にアメリカンタイプの登場に伴い、あえて2種類のソフトガラスと4種類の型押し革をご用意させていただきました。
ソフトガラスは、ピポディ社(英)のデッドストックとなるCAVALRYカーフ(バーガンディ)とゾンタ社(伊)のAPPALUSA(黒)です。この2種類の革は、その質感とは対照的に、釣り込んでいても柔らかく、履き心地も足をソフトに包み込んでくれるでしょう。
型押し革では、NUOVO ETRUSCO(仏)(濃茶、黒)、コスティル社(仏)のCOLORADO(茶、薄茶)をご用意させていただきました。こちらは全体に使用してもコンビネーションで使用しても雰囲気の出る革ですね。
また、起毛革(スエード)では、CFステッド社(英)のスーパーバックをベージュとネイビーをプラスです。どちらもとても良い色です。ネイビーの靴は既製品ではデザインの種類をあまり見かけないのですが、パターンオーダーですとかなりの種類の中からお選びいただけます。
そして、カーフでは、ゾンタ社(伊)のDAKOTA(ナチュラル)です。これは、サンプルのサドルシューズにも使わせて頂いた革で、ナチュラルで仕上げても、少し焦がしても良さの出る素晴らしい革です。最後に、デュプイ社(仏)のANILOU(ベージュ、グレー)です。ほかの色とコンビネーションにしても相性の良い2色を選ばせていただきました。
今、ご紹介しましたように16種類(色込み)の期間限定素材がありますので、茶系だけを見ても迷ってしまうほどですね。

 

 

ダブルモンクストラップSample.jpg続いて、チゼルトウタイプについてです。
2006年の登場以来、沢山のお客様にご支持をいただいているこの木型。今回限定で、2010年春のパターンオーダー会で1度だけオーダーを受けさせていただいた「ダブルモンクストラップ」を復活することに致しました。
エッジの効いた木型に乗ったこのデザインは、なんとも現代的。と思いきや、捨て寸は思ったよりも少なく、お客様にも「長く履いても飽きのこない木型だ」とご好評をいただいております(ありがとうございます!)。
こちらでは、画像のサンプルで使用したアノネイ社(仏)のボカルーカーフのように、2010年の選択肢の中にはなかった革もお選びいただけますし、今回のオーダー会ではバックルの色もゴールド、アンティークゴールド、シルバーの3種類からお選びいただけるように致しました。

以上、長くなりましたが、今回のオーダー会用の革やチゼルトウの限定デザインを紹介させていただきました。デザイン、仕様、素材ともに新たな選択肢が沢山増えました(!)ので、少しでも「工房九分仕立て」に興味をお持ちになったお客様は、既に靴のサンプルも店頭にご用意させていただいておりますので、期間前~期間中に何度でもお越しいただき、楽しい悩みをご一緒に味わいましょう!

尚、オーダー会期間の11月3、5、6、12、13日の土・日・祝日は、10:30分の開店時から、それ以外の平日は、夕方よりビスポークの職人が店頭におりますので、ブログだけではわからないことや、九分仕立て、ビスポークシューズの事をお気軽にお尋ねくださいませ。

 

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