こんにちは、「REGAL TOKYO」の斎藤です。

  今週は、「シェットランドフォックス」の中では珍しくカジュアルな雰囲気の「STANSTED(スタンステッド)」をご紹介します。このスタンステッドというシリーズ、実はデビュー自体は今年の春と最新ではないのですが、今まで当店での取り扱いがなかったものですから、REGAL TOKYO REPORTで紹介していなかったのです。ですが、今月初めにご案内した通り、「「シェットランドフォックス」の全アイテムを取り扱う」という宣言のもと、このスタンステッドも全デザイン取り扱うことになりました。そこで、このグループの特徴は、なんといっても底材に英国製リッジウェイソールを採用したことです。リッジウェイソールは、同じく英国製のダイナイトソールに比べて、底のパターンが大きく、素材自体も柔らかめなのでカジュアルな靴に使用されることが多いようです。このスタンステッドも全て外羽根のデザインで「Uチップ」、「パンチドキャップトゥ」、「ロングウイングチップ」と少しくだけたデザインが揃っています。甲革素材は国産ステアハイドなので「硬いのかな?」と思いきや、全シリーズを通して一番柔らかい質感です。また、ライニングには婦人靴などで使用する馬革を使用し、さらに甲革との間にはスポンジを挟み、履き心地の柔らかさを実現しました。この「あたり」の柔らかさは特にタン(舌革)や屈曲部で顕著に感じられるので、その付近の靴擦れで苦労された方にはオススメかもしれません(「シェットランドフォックス」企画のMさん曰く「フワフワがポイント」というだけあり、足を入れた瞬間、リラックスした気分に浸れます)。


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 もともとはお仕事で出張などの時にいかがでしょう?といった用途をご提案する靴だったのですが(同じ靴で何日も過ごさなければならない場合、ちょっとでも履き心地に不安のある靴はイヤですよね)、使い方はお客様次第です。底の凹凸が大きいため、多少足元の悪い所でも大丈夫ですから、今の季節なら、紅葉を見にちょっとお出かけなんて時にもよろしいかと思いますよ!


品番:3045(パンチドキャップトゥ)色:ブラック

    3046(ロングウイングチップ)色:ブラック、ライトブラウン(型押し)

    3047(Uチップ) 色:ブラック、ダークブラウン

※サイズは全て23.5cm~27.0cm

価格:27,300円(税込)

【当社ネットショップ「SHOES STREET」でのお求めは】

 ・3045SF ・3046SF ・3047SF

こんにちは、「REGAL TOKYO」の斎藤です。最近ご来店いただいたお客様はお気づきかもしれませんが、今「REGAL TOKYO」の1階には「シェットランドフォックス」が並べられています。どういうことかと言いますと、「シェットランドフォックス」の取り扱いアイテムを大幅に増やし、1階を「シェットランドフォックス」ショップにしてみたのです。今までも「シェットランドフォックス」の取り扱い数は日本一を自負しておりましたが、それでも店頭でご覧いただけない靴がありました。また、ネット上でも「「シェットランドフォックス」の全ての靴が見られる場所はないのか?」といった意見を何度か拝見しました。そこで、「REGAL TOKYO」では「「シェットランドフォックス」の全アイテムを見られる」ことを目指し、品揃えを増やしたのです。厳密に言えばナイツブリッジとアスコットの一部にある、底仕様の違うものは無いのですが、それでも現行75アイテムを全て見られるようにしました(注)。


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 でも、実際にこれだけの「シェットランドフォックス」を並べてみると、我々スタッフも「こんなものがあったのか!」と驚かされます。たとえば、アメリカンテイストあふれる「ノーフォーク」のプレーントゥにはスコッチグレインカーフが3色に、ベージュスエード+クレープソール仕様の「ダーティーバックス」まであります。また、「ペンシルバニア」というハンドソーン・モカのシリーズにはローファーとヴァンプがあります。こうしてみると「シェットランドフォックス」ってアメリカっぽいアイテムがたくさんあったんですね。皆様も銀座へお越しの際は、ぜひ当店の「シェットランドフォックス・コレクション」をご覧になってみて下さい。 

(注)全75アイテム中25アイテムは、店頭にあるサイズ7.0のみの在庫です。他のサイズにつきましては、お取り寄せになりますので、ご了承のほどお願い致します。

こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斎藤です。今週も先週に引き続き、「シェットランドフォックス」の新作「グラスゴー」についてお伝えしようと思います。先週お伝えした時点では、内羽根クウォーターブローグ、内羽根プレーントゥの2デザインしか入荷していなかったのですが、今週待望の内羽根キャップトゥが入荷しました(まだ全てのサイズは揃っていないので、お手数をおかけしますが入荷状況はお問い合わせ下さい)。

ところで、同じ内羽根で「キャップトゥ(ストレートチップ)」と「クウォーターブローグ」って何が違うの?という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。一般的に、キャップトゥの切り替え部分にギザや穴飾りを付けたものがクウォーターブローグと呼ばれています。すると、この2つはかなり似ているのではないかと思いきや、「シェットランドフォックス」ではこんなところにも小さなこだわりが見えるのです。

画像で見ていただくとわかると思うのですが、キャップトゥはカウンター(踵)に切り替えが無いのに対して、クウォーターブローグは切り替えがあります。そこで注目していただきたいのが、羽根下から踵に向かって伸びる切り替えラインなのです。クウォーターブローグはカウンターの切り替え手前に急角度で落ちるのに対し、キャップトゥではもう少し後ろに緩やかに落ちていくのです。「それだけのことか・・・」と言われれば、その通りなのですが、この違いによって「クウォーターブローグ」はより力強く、「キャップトゥ」はよりエレガントな印象になっています。キャップトゥ(№3048)の色は黒、茶、こげ茶の3色ですから、幅広い着こなしに対応できると思いますよ。 

 

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 ところで話は変わりますが、当店では10月8日()~17日()まで、ビスポークシューズ受注会を開催することとなりました。詳細は近々ビスポーク工房のスタッフから、このREGAL TOKYO REPORTで発表されると思いますが、今回の目玉はアメリカ ホーウィン社のコードヴァンが52,500円(税込)の追加料金で選択できるというものです。さらに、ドイツ レンデンバッハ社のオークバーク底材が、なんと期間中に限り、追加料金無しで選択できるのです! ホーウィン社のコードヴァンとはどんなものなのか? オークバークとは普通の革底とはどう違うのか?と疑問をお持ちの方もたくさんいらっしゃるでしょう。詳しい内容はこの後のREGAL TOKYO REPORTで順次お知らせしますので、こまめにチェックしてくださいね。

こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斎藤です。皆様お待たせいたしました! ここのところオーダー関連の記事ばかりで、「オーダーなんか興味ないよ!」というお客様には退屈させてしまったと思いますが、ようやく新商品情報をお伝えできることとなりました。

 今回ご紹介するのは、「シェットランドフォックス」の新作GLASGOW(グラスゴー)です。 このグラスゴーは、今年の夏まで展開していたセミスクエアトゥのエジンバラの後継モデルとして開発されたものなのですが、具体的にはどこが新しいかと言うと、まずつま先がややシャープなチゼルトゥとなりました。そのためエジンバラよりも現代的な顔つきとなり、より多くの方が「カッコイイ」と思えるデザインになったと思います。なかなか個性を出しづらい紳士靴にあって、つま先形状というのは特徴を出せる数少ないポイントです。そのため、靴好きの方の中にはつま先の形状に非常なこだわりをお持ちの方も多いと思います。エジンバラのような英国調のセミスクエアトゥをお好きだった方も多いと思いますから、このグラスゴーは誰もが納得するデザインではないかもしれません。でも食わず嫌いをせずに是非一度足を入れていただきたいのです。というのも、グラスゴーの新作たる所以は、実はフィッティングにあるのです。 


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  以前から「シェットランドフォックス」の特徴として、二の甲~三の甲の一番高いところ(木型ではコーンなどと呼びますが)を内側に寄せることで、より足の形状に近づけるということをしてきたわけですが、このグラスゴーではより一層その度合いを強めています。そのため、前から見るとこの「ヒネリ」がよくわかると思います。また、踵の大きさもよりいっそう小さくなっていますから、従来のモデルで充分に踵のホールド感が得られなかった方も、お試しになることをお勧めします。こう書くと、よほど履く方を選ぶように思われるかもしれませんが、さにあらず。 ボールジョイントの幅は充分にありますし(幅広の自分でも履けました!)、三の甲あたりも適度に高さがあるので、甲の高い方でもそんなに羽根が開くことは無いと思いますよ。この辺りのさじ加減というのは難しくて、万人向けにするとフィッティングが甘くなり、さりとて特定の足型の方に絞り込んだフィッティングでは履ける方を選び過ぎてしまいます。ですから、このグラスゴーも万人向けではないかもしれませんが、足に合う方は多く、それでいて個性を打ち出したフィッティングではないかと思います。甲革には濃淡の美しい、イタリー、フラスキーニ社のチプリアカーフを使用していながら、価格は37,800円(税込)に抑えました。まだ、全デザインが入荷したわけではないのですが、足入れはして頂けますので、お近くにお越しの際には是非お立ち寄りになり、この「こだわりの木型」を実感して頂ければと思います。

こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斎藤です。暑い日が続いていますが、みなさん夏バテなどしていませんか?さて、突然ですが、今週は黒のストレートチップを取り上げてみたいと思います。


    黒のストレートチップと言えば、フォーマルにも、普段のスーツにもOKな、とても頼りがいのあるデザインであり、中にはドレスシューズはこれしか履かない!という方もいらっしゃると思います。 そんな紳士靴の基本であり、かつ究極のデザインが黒のストレートチップなわけですが、それだけに皆さん自分なりのこだわりが強いようです。自分の足にぴったりと合う「究極の一足」をストイックに捜し求めている求道者のような方もいらっしゃると思いますので、今回は当店で扱っている黒のストレートチップをいろいろとご紹介したいと思います。


 当店で取り扱っているストレートチップは「シェットランドフォックス」で4デザイン、それに「Built to Order System」を入れれば全部で5デザインあります。


 それではまず「シェットランドフォックス」の「アスコット」からご紹介していきましょう。「アスコット」のストレートチップは品番3024、革底とダイナイトソールの二通りの底仕様があります。その中でも当店ではダイナイトソールを使用したものを扱っているわけですが、この「アスコット」は「シェットランドフォックス」の入門編と位置づけられているように、クセのない木型を使用しています。具体的には今時の中庸である、やや長めのラウンドトゥで、ウエストの絞り、カカトのホールド感など、フィッティングについては、それほど極端ではない味付けがなされています。そのため、足に吸い付くようなフィッティングをお望みの方には少々物足りないこともあるかもしれませんが、多くの方に履いていただけるような「懐の深い」フィッティングです。素材は実用性を重視し、繊細過ぎない国産のキップを使用しています。ダイナイトソールを使用したモデルですから普段履きに活躍しそうですね。 


  次にご紹介するのは「インヴァネス」の品番3029です。 この「インヴァネス」は「シェットランドフォックス」の中ではベーシックラインという位置づけで、今の基準から見ればあまり長くないラウンドトゥが非常にオーセンティックなたたずまいを醸し出しています。フィッティングについてはベーシックラインとはいっても比較的タイトな味付けで、コンパクトなカカトのフィッティングに定評があります。素材はフランス アノネイ社の「ボカルー」カーフですから、美しい光沢があります。 

 

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 3番目にご紹介しますのは「ナイツブリッジ」の品番3016。 「シェットランドフォックス」の中では一番モダンな木型を使用したモデルです。薄く、やや長いつま先は若干ポインテッド気味なので、非常にシャープな印象を与えます。フィッティングについてはカカトに内蔵された長めの月型芯が程よい土踏まずのサポートを与えてくれます。最初は少し硬い印象があるかもしれませんが、甲革素材は「インヴァネス」同様、「ボカルー」カーフを使用していますので、履きこむことで気にならなくなると思います。


  そして「シェットランドフォックス」のトリは、やはり、これ「ケンジントン」の品番3013です。上から見た印象は「インヴァネス」に近いですが、横から見ると、独特なつま先の厚みに気がつかれることでしょう。このつま先の「量感」とウエスト、インステップにかけての複雑なラインが「ケンジントン」の最大の魅力だと思うのですが、つま先の厚みゆえ、ボール部には厚みがあります。また、甲を包み込む羽根の部分も高いつくりなので、足の厚みが薄い方は、まず試し履きしてこの木型が合っているか確かめてみて下さい。素材はイタリー イルチア社の「ラディカ」カーフです。この素材については何度も触れましたが、とにかくその水墨画を思わせるムラ感がすばらしいのです。あえてウエスト部のみマッケイ製法で仕上げたこの靴は、既製靴とは思えぬほどエレガントですから、この木型が足に合う方は是非ともハレの場で装う、とっておきの一足として履いていただきたいですね。 


  最後に「Built to Order System」のストレートチップですが、これは個人的には「これこそストレートチップ」と言える正統派のデザインです。つま先は長くも無く、短くも無く、まさに中庸な雰囲気です。また、フィッティングも「シェットランドフォックス」ほどカチッとしていないので、どなたでも違和感無く履けると思いますよ。最大の特徴はなんといってもサイズバリエーションの豊富さです。レングスが23.0cm~28.0cmの11種類、ウィズがD、E、Fと3種類。 それにつま先もラウンドかスクエアを選ぶことができます。また、黒のスムースレザーだけでも、国産キップ、撥水レザー、ウェンハマー社のボックスカーフ、アノネイ社のアニリンカーフと4種類ありますから、どんなストレートチップが欲しいのかというご要望により、様々な組み合わせができます。 

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 黒のストレートチップは、冠婚葬祭という人生の中で大事な場面で時間を共有する靴です。 自分も妹の結婚式に履いて行くために、どんなストレートチップを買おうか迷った記憶があります。そんな「思い出」が染みこむ靴だけに、自分の足に合った、長く履くことができる一足を探したいものです。

こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斉藤です。

今週は久しぶりの「シェットランドフォックス」ですが、今までとはちょっと違った切り口で「ケンジントン」を取り上げてみましょう。 


      靴の素材である革の色というのは不思議なもので、室内での見え方と屋外での見え方(特に晴れた日)に大きな違いがあります。室内でも白熱電球の光の下なら屋外に近い色がわかるのですが、それでも良く晴れた日の屋外での見え方とは違います。何が言いたいのかというと、靴屋の店内で靴を見る時、それは室内での見え方であり、その靴を履いて街を歩いている時の色ではないということです。 これは服を選ぶ時にも言えることですが、自然光の下での色ってけっこう明るかったり、鮮やかだったりするんですよね。 そこで特に微妙な色合いで人気のイルチア・ラディカカーフを使用した「ケンジントン」を外に持ち出して撮影してみました。 左から「ブラウン」、「ダークブラウン」、「ブラック」なのですが、「ブラウン」と「ダークブラウン」の違いがお分かりいただけますでしょうか?


 まず、一番左の「ブラウン」は室内で見るより更に「美味しそう」?に見えます。 このブラウンは、太陽の光の下では何と言うかよく熟れた野菜というか果物というか、とにかく「美味しそう」に見えるのです。 おそらくこの独特の赤みがより強く感じられるのでしょうね。そのため、着こなしとしては、スーツよりももっとスポーティなジャケットスタイルが合います。 次に真ん中の「ダークブラウン」ですが、この色は「ブラウン」より「黄色み」が強く、少し枯れたような色に見えます。この落ち着きがスーツスタイルにしっくりくるのですね。 そして一番右の「ブラック」なのですが、実は今回一番表現したかったのがこのラディカカーフのブラックの微妙なムラ感なのです。ちょっとデジカメが古いので、このムラ感がお分かりいただけるか不安なのですが、この黒い色は「墨」を思わせる色合いで、室内では黒なのですが、屋外ではなんとも表現しがたい色なのです。この黒はベタッと塗った黒ではなく、非常に柔らかい色合いなので、普段のスーツスタイルにコーディネイトしていただくと、「リクルートスーツを着た新入社員」のようなベーシックな着こなしでも「落ち着きのある大人の男の着こなし」に見せてくれるかも?


  そして全ての色に共通して言えるのは「肌理(きめ)の細かさ」です。今回、革の色をよく見ていただこうと思って、あえてつま先の磨きをかけていない「素」の状態で撮影したのですが、それでも光を反射してしまって...でもそのせいで肌理の細かさがわかってしまいましたね。


 「シェットランドフォックス」は取り扱い店舗が少なく、近くに現物を見られる場所が無いというお声を良く伺います。REGAL TOKYO REPORTでは、そんな方々に多少でも商品の情報をお届けできればと思っています。


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こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斉藤です。

  今週は新作ではないのですが、当たり前すぎて取り上げるのを忘れていた「NORFOLK(ノーフォーク)」についてお話ししたいと思います。


 ノーフォークとは「シェットランドフォックス」の中でもアメリカンクラシックを表現した「NEWENGLAND COLLECTION(ニューイングランド コレクション)」の中核をなす、外羽根プレーントゥ、ロングウイングチップ、チャッカーブーツの3デザインからなるグループです。なぜ、今これらのモデルを取り上げるのか?と問われると答えに窮するのですが、強いてあげれば、今、個人的にアメリカの歴史に関する本を読んでいるからなのです(極めて個人的ですね)。グループ名のノーフォークはアメリカ バージニア州の古い造船所のある都市名から(マサチューセッツなどにもノーフォークという地名があるのですが、バージニアの方が有名ですし、こちらから採ったと思うのです)、ニューイングランドというコレクション名も独立戦争の中核を担ったアメリカ北東部の地方名から来ています(厳密にはバージニアはニューイングランドに入らないのですが・・・)。 バージニアは独立運動では大きな役割を果たしました。アメリカ合衆国初代大統領ジョージ ワシントンが生まれた土地であり、独立宣言の起草者トマス ジェファーソンも生まれ故郷のバージニアをとても愛し、現在世界遺産に認定されているモンティチェロという邸宅を建て、終生そこで過ごしたというアメリカの歴史を語る上では欠かせない土地なのですね。


 とまあ、歴史のお勉強はこれくらいにして本題ですが、今回はこのノーフォークというグループのロングウイングチップに注目してみたいと思います。一見するとREGALの定番ウイングチップ 品番 2235に良く似ておりますが・・・履いてみると全然違います。まずその素材ですが、フランス アノネイ社のカラグレインカーフという非常に柔らかい素材を使用しています。実はこの革、今年の春の「工房九分仕立て受注会」で限定素材としても使用したものだったのですが、この素材で仕立てられた九分仕立てのダブルモンクストラップがサンプルとして出来上がってきた時、足を入れてみて驚きました。 「型押しなのに普通のカーフより柔らかい!」 これは新鮮な発見でした。さらに仕立てについても他の「シェットランドフォックス」同様、内側を長くして内踏まずを下から支える月型芯や踵の底面を丸く凹ませた木型で踵全体を立体的にホールドする構造によって、非常に履きやすくなっています。見た目は昔のままでも、中身は結構進化していたんですね。


 最近アイビー、プレッピーといったアメリカンなファッションが再び注目されていますが、そんな着こなしには是非このロングウイングチップを合わせてみてください。カジュアルシーンならばサドルシューズなんかが気分ですが、ちょっとキレイめなビジネスシーンならロングウイングチップがしっくりくるのではないでしょうか?これから暑くなって上着を脱ぐ機会も多くなると思いますが、そんなとき真っ白なオックスフォードクロスのボタンダウンシャツに細身のニットタイを締めて、ボトムはパイプドステムのトラウザーズ(ここではあえてトラウザーズと呼ぶのが良いと思うのですが)、そして足元にはスコッチグレインレザーのロングウイングチップ。なんのひねりもありませんが、それがいいんです!いっそ潔いくらいのアメリカントラディショナルスタイルでクールビズを楽しんでみてください。

こんにちは、「REGAL WOMEN銀座店」の斉藤です。

4月上旬のBOS受注会から始まった今年の春のオーダー受注会も、5月9日(日曜日)の九分仕立て受注会をもちまして無事に終了いたしました。「REGAL WOMEN銀座店」へ移転後初となる受注会でしたが、予想以上のお各様にご来店いただき、驚くと同時に感謝の気持でいっぱいです。本当にありがとうございました。この分だと、秋にも受注会をやらなければなどと勝手に考えております。


 さて、しばらくご無沙汰してしまいましたが、今週は久しぶりに「シェットランドフォックス」を取り上げてみたいと思います。


  ところで、最近は夏でもブーツを履く方や、冬でもデッキシューズを履く方がいらっしゃいます。それはそれで新しい提案だと思うのですが、靴で季節感を表すことはできないものでしょうか? ビジネスシーンではなかなか難しいかもしれませんが、カジュアルなら意外といけるのでは?と思い、今回提案させていただくのが「シェットランドフォックス」のアストリアとナイツブリッジです。 


  アストリアの水染めコードバンは去年の春にデビューした、ボリュームがあるラウンドトゥの木型にダブルソールというアメリカンタイプの王道で、サドルシューズとプレーントゥの2デザインがあります。ところで、この2デザインには生成りのコードバンを使用したものがあるのをご存知でしょうか? 当たり前のようですが、生成りのコードバンがなんともナチュラルな感じで良いのです。色を入れていませんから、1点1点の表情に違いがあって、また履きこんでゆくと日焼けした肌のように味が出てくるのですね。それに顔料で塗装されていませんから、コードバンなのにそれほど硬くないのです。 コバ(底の断面)はギザ付きのスリット仕様(俗に言うストームウェルトですね)でカカト周りまで全周にわたって出し縫いのかかった仕様なので、足元ががっしりと見えます。 これならジーンズに合わせてカジュアルに履くのにも全く問題無いですね。

 


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  ナイツブリッジは今年の春にデビューしたばかりの新色で、コットンキャンバスとフランス アノネイ社のボカルーカーフとのコンビネーションです。これは白のキャンバスとネイビーのカーフという組み合わせですから、否が応でも夏らしい気分を盛り上げてくれます。さらにコバは生成りですから非常に軽快な印象に仕上がっています。これならライトグレーのパンツやホワイトジーンズなんかに合わせやすそうです。また、夏っぽいシアサッカー、コードレーンなんて素材とも相性が良さそうですね。思いっきり気取って「コロニアルスタイル」の着こなしなんかもいいのではないでしょうか? 


 今回ご紹介したのは基本的にはカジュアル向けの靴ですが、お仕事によってはビジネススタイルとして取り入れることも可能だと思います。クールビズスタイルでお仕事が出来る方でしたら、ぜひ足元で涼しさを表現してみて下さい。

こんにちは、REGAL WOMEN銀座店の斉藤です。


今週は、前回紹介いたしましたシェットランドフォックス・ケンジントンの新作のディテールに注目してみたいと思います。


 まずは個人的にイチオシのウイングタッセルです。 なぜこのウイングタッセルが一番気になるかと言いますと、思っていた以上にケンジントンの木型との相性が良いからです。既にお履きの方はご存知かも知れませんが、このケンジントンの木型は、つま先の形状に特徴があります。 言葉で表現するのは難しいのですが、ラウンドトゥでありながら先端、内外、上面のそれぞれが違う曲率と言いますか、異なる曲面で構成されているのです。 その結果、このつま先は、見る角度によって異なる表情を見せてくれます。 横から見ると結構厚みがあるのですが、もっさりとした印象を与えないのはそんな複雑な曲面のせいかも知れませんね。 そのつま先が、ウイングタッセルのデザインと組み合わされると「あら不思議」、非常にクラッシックで落ち着いた印象になるのです。 


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  次に気になるのがベージュのローファーのコバ色です。 今回、イルチア社のラディカカーフに新色としてベージュとダークブラウンが採用されたのですが、このローファーに採用されたベージュは薄い色でありながら、微妙な濃淡があり、単調になりがちなベージュに深みを与えています。 そのベージュの素材にぴったりはまるのが、生地仕上げのコバなのです。 このコバ色のおかげでベージュのローファーにリゾートっぽさが加わり、黒や茶のローファーとは全く違う印象を与えるのです。 


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  そして最後に取り上げるのが新色「ダークブラウン」です。 この色は今回、ストレートチップとウイングタッセルのみに採用されています。 この新色、写真だと今までのブラウンと違いがわかりにくいかもしれませんが、明らかに違う色です。 従来のブラウンがオレンジっぽい色味で、どちらかというとジャケットスタイルに合うものだったのに対し、今回のダークブラウンは、明らかにスーツでの着こなしを意識した色味となっています。チャコールグレーなどのダークスーツに合わせるなら、断然こちらでしょうね。

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