靴屋冥利

April 16 2010

こんにちは、REGAL WOMEN銀座店の斎藤です。


   先日、とても嬉しいこんなことがありました。


 ある日、20代後半くらいの若いカップルがご来店されたのですが、店頭に飾ってあるシェットランドフォックスの白×ネイビーという配色のダブルモンクストラップがお気に召したようで、試し履きをされることになりました。 実際、お履きになると、まあまあ「格好いい」といった感じなのですが、今ひとつしっくりこない。そんな感じなので話を伺うと、どうやら白×黒という配色のウイングチップをお探しのようなのです。

   しかし、店頭には白×黒のウイングチップなどありません。そこで、「Built to Order System」をお勧めしたところ、アメリカンタイプのウイングチップで白×黒という配色がイメージにぴったりと言うではありませんか。

   それではと、足の採寸をし、フィッティングサンプルを履いていただくと、「今までに履いてきた革靴の中で一番履きやすい!」とのお言葉をいただきました。 

 自分では「こんな選択肢もありますよ」くらいの気持ちでご提案したので、そこまで喜んでいただけるとは思ってもいませんでした。そして、底材、ライニングカラーなどをお選びいただいて、オーダー内容が確定しました。

 そこで他愛の無い話などしていると、そのお二人は近々ご結婚なさるということで、その「Built to Order」のShoesは女性から男性への贈り物だということがわかったのです。

 そして、その贈り物は、コンビネーションの靴と決めていて、いろいろな靴屋を探したが、なかなかイメージ通りのものが見つからず、やっと当店で巡り合ったということもわかりました。私はこのコンビネーションカラーは今だけのもので、普段は受け付けていないこと、そんな時に偶然ご来店いただいたのは本当に幸運だったということを告げると、心から喜んでおいでのようでした。この瞬間、私は、靴屋をやっていて本当に良かったと心から思いました。少し大げさかもしれませんが、幸せなお二人に運命の出会いが有ったように、このコンビネーションの靴にも、運命の出会いが有ったのですね。

 靴屋としてその場に居合わせたことに感謝し、「お二人に幸せを!」素直にそんな気持ちにさせていただいた、エピソードでした。

こんにちは、REGAL WOMEN銀座店の斉藤です。


  先週の金曜日からスタートした「Built to Order System」受注会ですが、予想以上に多くのお客様にご来店いただいております。そのため、今回の受注会のために用意した、ネイビーの革が3日目にして完売!という嬉しいハプニングが発生してしまいました。でも、ご安心ください。このネイビーの革、ご好評にお応えして追加発注が決定しました!これからの受注分は6月下旬以降のお渡しになると思いますが、ひとまずご安心くださいませ。


   それにしても、なぜこんなにもネイビーの革に注文が入ったのかと考えてみると、この非常に透明感のある色と光沢感に優れた表面が醸し出す「清涼感」によるものではないかと思い当たりました。写真ではわかりにくいかもしれませんが、グレイがかったベジタブルタンドキップのネイビーと比べると、もっと原色の青に近い感じです。出来上がりの時期からすると、早速、夏の暑い時期に履くことになると思うのですけれど、このネイビーと白のコンビなんて最高に涼しげですしね。今回の受注会用に書き下ろしてもらったポスターの絵にも涼しげなネイビーと白のサドルシューズが描かれているのですが、実はこの絵は、限定受注のサドルシューズを企画した担当者の筆によるものなのです!


  ところで、今回の売りは「コンビネーションが出来る」ということなのですが、オーダーいただいた中には「これは!」と思わされるものがいくつかありました。例えば、ワインの水染めコードバンをベースに黒のエンボスドクロコダイルをあしらったり、ホワイトヌバックとワインのアニリンカーフを組み合わせたり等、自分たちもなかなか思いつかないようなアイデアが続々と出てきて、改めてコンビネーションの楽しさを教えられています。皆様もぜひこの機会にコンビの靴をお試しになってみてはいかがでしょうか。

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こんにちは、REGAL WOMEN 銀座店の斉藤です。

今年も春のオーダー受注会が始まりました。 第一弾は「Built to Order System」です。


期間は4月2日()~4月18日()までの17日間。 今回は、この期間中だけオーダーできるアメリカンタイプの木型を使用した「サドルシューズ」をご用意しました! ということは、コンビネーションカラーができるのです。 それもプレーンなデザインを除く10デザイン、全素材で!(ただし、色移りしやすい組み合わせは除きます)


 お渡しは6月中旬を予定しておりますから、夏のリゾートに履いていくのにもちょうどいいですね。 今回、新たにご用意したダイナイト・ブリックソール(レンガ色のダイナイトソール)や従来のネイビーより明るいブルーのソールカラーなんかもカジュアルっぽくていいですよ!  


 もちろん、内羽根キャップトゥやセミブローグ、フルブローグでちょっとドレッシーなコンビにするのもアリなんですが、「今まで興味はあったんだけど...ちょっと恥ずかしくて・・・」という方! ぜひ、この機会にサドルシューズをお試しになってみませんか。 コンビのサドルシューズって、意外とカジュアルで使いやすいんですよ。 私事ですが、今週の火曜日、そろそろ桜も咲き始めてるかな?なんて思いながら小石川植物園へ行ってきたのですが、どうです?春っぽくないですか? この靴は何度か紹介させていただいた「REGAL TOKYO ORIGINAL」なので、「Built to Order System」とは違うのですが、この素材の組み合わせは今回のオーダーフェアでもお作りいただけます。 こんな配色なら、普段着でもコーディネイトしやすいですし、なんでもないアイテム同士のコーディネイトでも、コンビのサドルシューズを組み合わせるだけで、ちょっと特別な感じになりますよ! 当店のお客様には靴好きの方々が多いのですけど、オフの日でも革靴という方が多いですよね。 そういう方々にこそ、ぜひコンビのサドルシューズを試していただきたいのです。

こんにちは、REGAL WOMEN 銀座店の斉藤です。


 皆様、毎年恒例の「Built to Order System」受注会まであと1週間となりました! そろそろ構想をまとめていただくためにも、普段の「Built to Order System」(以下、BOSと省略)とは何が違うのかをご説明いたしましょう。


 まず、今回の目玉は、アメリカンタイプの木型をベースにした「サドルシューズ」が期間限定でオーダーできることと、それに伴って全てのデザインで2色のコンビネーションカラーが選択できることです!

 

 いままでの受注会でも、白い革をベースに用いた「白×黒」や「白×茶」は出来たのですが、今回は全ての組み合わせが可能になったのです!とは言っても、組み合わせ上問題がある場合を除いてですが... はい、「組み合わせ上の問題とは?」と気になった方、いらっしゃるでしょうね。これは、例えば白い革にスウェード、ヌバック、水染めコードバンやベジタブルタンドカーフ(キップ)などの色移りしやすい素材を組み合わせることです。でも、裏を返せば、それ以外の組み合わせはものすごい種類になるんですよ。 また、「自分にはコンビの靴なんて関係ない」とか「仕事で使えないんじゃ、しょうがない」と思った方が結構いらっしゃるのでは... でも、ちょっと考えてみて下さい。コンビってコントラストの強い色の組み合わせだけじゃないんです。自分は以前、REGAL TOKYOオリジナルのサドルシューズのインプレッションを書いた時(2009年1月30日)、その素材使いの妙に言及しました。覚えている方いらっしゃいますでしょうか? そのサドルシューズは、つま先に柔らかなアノネイ社のハイランドカーフを、サドル部分にコシのある水染めコードバンを使用したというものでした。この組み合わせだと、屈曲部のハイランドカーフは柔らかいため、非常に「返り」が良く、また型押し素材のために皺が目立たない。そしてサドル部の水染めコードバンは、適度な硬さで足のウエスト部をしっかりホールドしてくれるのです。つまりコンビって「色」という観点からだけじゃなくて、「機能」という観点からも見てみると面白いと思うんですよ。 


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  例えば、ストレートチップ、セミブローグ、ダブルモンクストラップといったつま先に「トゥキャップ」の付いたデザインの場合、つま先部分には黒のボックスカーフ、そして屈曲部分には黒の型押しハイランドカーフを組み合わせると、非常に履きやすい靴に仕上がるのではないでしょうか? これだと、つま先はボックスカーフだからカジュアル過ぎないですしね。「履きじわが当たって痛い」なんて経験をされた方は、試してみる価値ありだと思いますよ。


 もちろん、「色」で遊ぶのも大歓迎です。 「黒×ワイン」、「黒×ネイビー」、「ブラウン×ダークブラウン」と、ちょっと考えただけでもいろんな組み合わせが思いつきます。オーダーの際に「迷ってしまうかも」と心配な方は、ぜひ事前に革見本をご覧になって、「予習」されることをおススメいたします。

こんにちは、REGAL WOMEN銀座店の斉藤です。


先週は新デザイン「タッセル」と「ビット」をご紹介しましたが、今週はそんなBuilt to Order  System(以下、BOSと省略)の「既製靴には無い楽しみ方」について触れてみようかと思います(先週の前振りから、今週はシェットランドフォックスの新作だろうと期待した方、ごめんなさい...もう少しお待ちください)。


 BOSは、パターンオーダーなので、デザイン、サイズ、アッパー素材、底材、ライニングカラーなど色々なオプションが選べるのですが、それだけにテーマというか「こんなのが欲しい!」というものがお客様の中で決まっていないと、いざオーダーしようという時に迷ってしまうことがあるんですね。 まあ、そんな時は販売スタッフに全て「丸投げ」して頂ければ良いのですが、折角ですから皆様の「理想の1足」をご自分でプロデュースするのはいかがでしょう?


 そこで、最初に決めておきたいテーマなのですが、たとえば...

・とにかく自分の足にぴったりの靴が欲しい

・自分のワードローブにしっくり合う靴が欲しい

・誰も履いていないような靴が欲しい


こんなテーマが思いつくと思うのですが、それぞれについて具体例を挙げながら説明していきましょう。


 まず、「自分の足にぴったり合う靴」なのですが、これがオーダーといえども簡単ではないのです。 BOSでは11種類のレングス(足長)に3種類のウィズ(足囲)があり、さらにデザイン、素材によっても微妙な違いが出てきます。 そこで、ざっくり「肉付きのよい、甲の厚みのある方」、逆に「肉付きの薄い、甲の薄い方」でご説明しますと、前者は「内羽根レースアップ」、後者は「外羽根レースアップ」が合うことが多いです。 意外に思われる方も多いかもしれませんが、つま先~甲の立ち上がりのあたりについては「外羽根」のレースアップシューズの方が低いのです。 ただし、アメリカンタイプについては外羽根でも若干ゆとりが出ますのでご注意を。 それから素材についても、「コードバン」は他の革よりやや大きく出来上がったり、と微妙な違いがありますので、この辺はスタッフにお尋ね下さい。 やや投げやりになってしまいましたが、このフィッティングについては、足の形が千差万別な以上、どのデザイン、木型、素材が良いかは合わせてみるまでわからないところが多いので、「自分の足にぴったり合う靴」をお探しの方は、デザインについては曖昧?な姿勢でご来店ください。


 次に「自分のワードローブにしっくり合う靴」ですが...これも難しいですね。 そんなことを言っていたら始まらないので、きわめて個人的な見解を申し上げます。英国調またはクラシコイタリア調(って今も言います?)のスーツには、内羽根キャップトゥもしくは内羽根セミブローグ、素材は黒のボックスカーフかダークブラウンのフレンチアニリンカーフあたりが手堅いですね。 また、典型的なアメリカントラディショナル(Ⅰ型、いわゆる3つボタン段返り中ひとつ掛けってやつですね)にはアメリカンタイプの外羽根プレーントゥもしくは外羽根フルブローグ、タッセルなんかもいいですね。 そして素材はやはり黒のボックスカーフとワインのフレンチアニリンカーフやスコッチグレインレザーなんかも良いのではないでしょうか? ノータイのビジネススタイルやカジュアルは...これまたスタッフにお尋ねいただいた方がいいですね。 もう、際限がありませんから(笑)。


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  最後に「誰も履いていないような靴」。 これは色々思いつきますよ。 たとえば、カーキの水染めコードバンの内羽根キャップトゥ。 コードバン素材の内羽根レースアップシューズってなかなか無いですよね。 あと、エンボスドクロコダイルのアメリカンタイプ・プレーントゥ。 そう、要はきわめて定番性が高かったり、「このデザインにはこの素材!」という風に組み合わせが固定化されているデザインに、一味違う素材を組み合わせると、個性的な靴が出来上がるのです。


 こんな感じに、どんな靴がオーダーしたいのかがある程度決まっていると、我々販売スタッフもお手伝いしやすいので、お時間のある方は夜、お休みになる前にでも考えてみてからご来店されることをおススメします!

こんにちは、REGAL WOMENの斉藤です。


銀座一丁目のREGAL WOMENの2Fにオーダーの拠点を移してから早くも10日が過ぎましたが、毎日多くの方にご来店いただいております。 皆様、本当にありがとうございます。


 ところで、このREGAL WOMENではBespokeとBuilt to Order Systemの2種類のオーダーを受け付けているのですが、今回は2月1日からBuilt to Order System(以下、BOSと省略)に新たに加わった2デザイン「タッセル」と「ビット」について紹介しましょう。

 

実は私、「タッセル」も「ビット」も持っていないのです。 それというのも、どうもこの2デザイン、いま一つ自分の服装に合わないような...なんて、特に根拠の無い先入観にとらわれていたんですね。 「タッセル」はもっと年齢が上の人が履くイメージだし、「ビット」は軽すぎるような...。 


 でも、新しいBOSのデザインを見たとき、そんな考えは払拭されました。 というのも、BOSの木型というのは、トラディショナルな英国調をベースにしながら、ほんのりと現代的なアレンジを施した結果、今のベーシックを表現しているからです。 この木型で作られた「タッセル」も「ビット」もビジネスでもコーディネイトしやすい位に落ち着いた印象になっていると思うのですが、いかがでしょう?


 ところで、ここまで読み進んでいただいた読者の方々の中には、「タッセルなら前からあったじゃないか」と思っている方もいらっしゃるかと思います。 確かに今までもBOSのラインナップには「ウイングタッセル」がありました。 自分も「なぜ同じようなデザインを?」と思っていたのですが、こんなエピソードを思い出しました。 以前、BOSでタッセルを注文したいというお客様を接客した折、「こちらのデザインですね」とウイングタッセルのサンプルをお見せすると、そのお客様は「そうではなくて、甲のところがUチップみたいになっていて...」とおっしゃったのです。 そして、そんなことが何度もありました。 自分はタッセルを履かないものですから、「ウイングタッセル」も「タッセル」も同じように考えてしまっていたのですが、こだわりのあるお客様にとっては全く別物なのです。 そしてそういったこだわりをお持ちの方に向けて提供しているのがこのBOSなのです。 そう思うと、あえて似て非なる「ウイングタッセル」と「タッセル」という2デザインを作り分けようとした、企画の方に頭の下がる思いになったのでした。 


 そこで、この「タッセル」と「ビット」をオーダーしようと考えている方に何かオススメの組み合わせはないものかと考えてみたところ、思いついたのがこれです。 ズバリ、「ネイビーのベジタブルタンドキップ」と「クレープソール」の組み合わせ...ダメですか?


 このネイビーのベジタブルタンドキップという素材は結構青みが強く、トゥとカウンターに「焦がし」が入っているので、適度なカジュアル感が出せると思うのです。 そこで、底には柔らかで返りの良い天然ゴムのクレープソールを組み合わせれば、春から夏にかけてのリゾートシーンなんかで活躍しそうな気がするのですが、いかがでしょうか? ちなみに、この組み合わせなら、39,900円(税込)でオーダー可能ですよ!


 ここ何年も、ファッション関係者の間では注目され続けていながらいまひとつの盛り上がりだった「タッセル」ですが、そろそろ脚光を浴びそうですね。 そういえば、シェットランドフォックスの2010年春夏コレクションの中にも「ウイングタッセル」があったような...それもケンジントン初のスリッポンとして...。 こちらの情報はもう少ししたら発表できると思いますので、あと少しお待ちくださいね。

 

 こんにちは、REGAL TOKYOの斉藤です。 今週は怒涛の3連続アップです。

今回は、最近完成したBuilt to Order Systemのスウェード セミブローグのインプレッションです。 実は今年、2009年はBuilt to Order Systemにとっては大変革の年だったのです。 8月に新デザイン「ダブルモンクストラップ」、「セミブローグ」とフランス アノネイ社のボカルーカーフをはじめとする新素材の追加と改廃。底仕様(ハーフミッドソール)の追加。 11月に新デザイン「ストラップブーツ」と新底材3種の追加。 

そんな訳で、日々店頭に立っている自分としても新仕様を試してみなければ、ということで、この度試してみたのが「セミブローグ・スクエアトゥ・ハーフミッドソール・スーパーバックスウェード」という組み合わせです。 実はこの仕様、素材以外は以前(2009年9月25日)にインプレッションを掲載したボックスカーフのセミブローグとほとんど変わらないのです。 ただ、それだけに素材の違いがどのように履き心地に影響を与えるかを実感しやすいかと思いまして、インプレッションを掲載することを思いつきました。 とは言っても、感想はいたってシンプルに「すごく柔らかい」というものでした。 これだけだと怒られそうですが、本当に柔らかいのです。 底の仕様はハーフミッドソールにしたので、返りが悪いかな?と危惧もしたのですが、何のことは無い、普通のシングルソールより柔らかいくらいで...。 これはオフの日のリラックスした着こなしにも履いていただきたい組み合わせですね。 もちろん、そういったカジュアルな靴というのなら「フルブローグ」や「Uチップ」でオーダーいただいてもいいのですが、「セミブローグ」は適度な緊張感が心地良いんです。 さらに素材をアノネイ社のボカルーカーフでオーダーすれば、よりドレッシーな雰囲気になりますし、既製品では有り得ない、「水染めコードバン」でオーダーしちゃうなんてのも、パターンオーダーならではの楽しみですよね。 

今、オーダーが立て込んでまして、出来上がりまで1ヶ月半位かかってしまっているのですが、 新春を新しい靴で気持ちよく迎えるのも良いのではないでしょうか。

こんにちは、REGAL TOKYOの斉藤です。

今回は、当店で扱っているパターンオーダー「Built to Order System」のご案内です。 

この「Built to Order System」は2005年の秋にスタートしてから、早4年が経ちましたが、その間にスリッポンやアメリカンタイプの追加、さらに最近では8月にセミブローグ、ダブルモンクストラップの2デザインに新素材の追加と、選択の幅が広がってきました。 でも、まだまだ「こんなのできないの?」というお客様からのご要望は後を絶ちません・・・わがままですね(笑)。そこで今回、満を持して登場したのが新デザイン「ストラップブーツ」です。アンクル丈のチャッカブーツに似ていますが、羽根を止めるのが紐ではなく、ベルトだと結構雰囲気が変わります。

そして・・・新底材がなんと3種類もラインナップに加わります!たかが靴底と思わないでください。この3種類の底材が加わることで、「Built to Order System」の可能性が大きく広がるのです。それでは順番にご紹介していきましょう。 

まず、クレープソール。 これはアイビー、アメカジなどのファッションの洗礼を受けてきた方々にはお馴染みの天然ゴムのラバーソールです。 特徴は、とにかく柔らかいので返りが良いということです。 これをスウェードのチャッカブーツやウイングチップに合わせると、すごくリラックスした雰囲気になりますよ。

 次にご紹介するのが、ラバーコンポジットソール。 これは、基本的には革底なんですが、接地面にゴムを充填してあるため、非常に滑りにくく、かつ耐久性に優れているのです。 見た目に関しては完全に革底ですから、フォーマルな黒のキャップトゥに合わせても全くドレッシーさを損なうことがありません。 「革底は滑るから・・・」と敬遠していた方々にぜひオススメです。

最後にご紹介させていただくのは「パナテトラ®ソール」。 「???」という反応をしたあなた。 その反応は正解です。 実はこの底材、自分も知らなかったのです。 「パナテトラ®」とは針状の突起を持ったテトラポットのような結晶体で、これを混ぜ込んだゴム底は非常に滑りにくいのです。REGALでは以前から雪寒地向け商品の底材に使用しており、雪道での滑りにくさには定評がありました。 ウォータープルーフレザーと組み合わせれば、突然の雪にも安心です。


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そんな感じで今、「Built to Order System」はちょっと迷ってしまうほどいろんなオプションが用意されているのですが、そんな中から選ぶ時に助かるのがサンプルシューズです。 やっぱり、実際の形になっているものを見ると雰囲気がわかりやすいですよね。 ちょうど10月末に、スタッフおすすめの新サンプルシューズが7足出来上がってきましたから、どんな組み合わせでオーダーしようか、迷っている方にはぜひ現物をご覧になることをおすすめします。 以前のサンプルシューズも入れれば全部で35足も展示してありますから・・・かえって迷わせてしまうかもしれませんが・・・。

さらにREGAL TOKYOの「Built to Order System」は、ここでしか出来ないカスタマイズがいろいろありますので、興味のある方はぜひ一度見に来てくださいね。

こんにちは、REGAL TOKYOの斉藤です。


今回は8月1日からBuilt to Order Systemに新たに加わった2デザインのうち、「セミブローグ」のインプレッションです。 当店では、このパターンオーダーがスタートしてから1000足近いご注文を頂いてきましたが、パターンオーダーである以上、デザインの制約があり、多くのお客様から「こんなデザインはできないの?」というご要望を数多く頂戴してきました。 その中で特に多かったのがこの「セミブローグ」と「ダブルモンクストラップ」だったのです。 そんなわけで、自分も個人的に待ちかねていた「セミブローグ」なので、早速履いてみました。 


 まずデザインですが、非常に英国的な雰囲気を醸し出しています。 ほんのりとスクエアな木型(もちろんラウンドトゥも選べますよ)に穴飾りとギザを散らしたそのスタイルはフォーマル以外のあらゆるビジネスシーンで活躍してくれそうです。 甲革には黒靴には王道とも言えるウェンハイムレダー社のボックスカーフを選んでみました。 この素材はREGAL TOKYO ORIGINALでも使用しているのですが、肌理が細かいのに「デリケート過ぎない」というのが最大の売りで、多少お手入れをサボってしまっても、乳化性クリームを薄く伸ばしてブラッシングするだけで、革が活き返ったようになるんです。 底は新たにオプションとして加わった「ハーフミッドソール」仕様にしてみました。 ハーフミッドソールとは不踏部は普通のシングルソールで、接地面だけ厚くなっている仕様で、「スペードソール」とも呼ばれているものです。

 


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 今回あえてこの仕様にしたのは、「セミブローグ」というデザインが、ややアクティブな印象なのでハーフミッドソールが合うのでは?という理由と、自分の場合、外を歩くことが多いのですが、薄い底は地面からの突き上げを感じることがあるので、ハーフミッドソールだと具合が良いのではないかという理由からなのです。 


そこで、一カ月履いてみた感想なのですが、ハーフミッドソールの底は「返り(底の曲がり)」が悪そうに見えるのですが、そんなこともなく適度なクッション性がありつつ、しっかり屈曲性も保たれているという印象でした。 実はこのハーフミッドソールのパーツには「ある工夫」がしてあり、クッション性と屈曲性が両立されているのです。 機能面はこんな感じですが、デザインはというと、思った以上に様々なコーディネイトにしっくりくるので、非常に重宝しています。 


スーツの足元に合わせると重厚な印象なので、特に重量感のある秋冬の素材にはまると思います。 また、シンプルなストレートチップよりもスポーティな印象なので、ジャケットスタイルにもよりフィットするのではないでしょうか。 穴飾りとギザを加えただけで、こんなにも印象が変わるものかと、改めて驚かされました。 今までにBuilt to Order Systemでストレートチップをオーダーされた方、もしその靴の履き心地にご満足いただいているようでしたら、是非次回は「セミブローグ」をお試しください。 きっと雰囲気の違いに驚くと思いますよ。 


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 P.S. 黒の革でオーダーをお考えのお客様。 ライニング(裏革)とソールステイン(底の色)は是非、REGAL TOKYO限定の新色パープルをお試しください。 すごく相性がいいですよ!

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